自閉症スペクトラムの息子の話です。

 

いよいよ検査の結果を聞く日。

仕事中も結果が気になって気が気じゃないあせる

 

直前までドキドキ。

 

以前の検査は2歳のK式検査4歳の田中ビネー

 

今回はWISC-Ⅳという検査でした。

 

 

結果としては、得意なところと不得意なところに差があり、全体を平均すると年齢相当ということでした。

 

 

大項目に

 

①言語理解、②知覚推理、③ワーキングメモリ、④処理速度 

 

という4つがあり、

 

一番得意なのが②知覚推理、

 

一番苦手なのが④処理速度

 

この大項目それぞれについては思ったよりも大きな差はありませんでした。

あくまで「思ったよりも」ですが。

 

 

それよりも、言語理解の中の知識については高いけど、状況理解が低いということで、

 

一見数字に現れていない所に大きな差がある

 

ということでした。

欲を言えばそこの数値まで見せてほしかったなあせる

 

 

 

検査の様子を聞いたら、療育での姿とまるっきり一緒。

完全に普段の息子で笑っちゃいました笑い泣き

 

 

 

 

苦手なところも全部私が把握していること。

 

 

でも、

 

その苦手なことがどうして苦手なのか?

 

というのは認識していなく、

 

得意な部分については把握すらできていなかった

 

ので、

 

今回検査をしてとても良かったです。

 

もっと早めに1年くらい前に検査をしておけば良かった。

 

 

息子の現在の得意・不得意は

 

 

【得意】

◎語彙・一般知識が豊富

◎正解が明確なものを理解し、覚える

 

【不得意】

◎姿勢の保持

◎状況理解、意図理解

◎集中が途切れやすい

 

 

 

言葉について、私はずっと1年くらい遅れていると思っていました。

 

過去の結果でも遅れはないと言われていたけど、イマイチ納得ができず・・・

 

でも、今回の説明でようやく納得。

 

言葉の「知識」は豊富、でも意図を理解できないので会話がままならない。

 

こういうことだった。

おしゃべりでよく喋るけど、会話ができない息子そのもの。

 

そして、人と違うことをしてしまうのは、独特の視点を持っているから。

私たちの「普通」や「当たり前」が息子にとっては「普通ではない」。

 

どうしてそんなことをするんだろう?と疑問だったけど、それは「息子にとっての普通」の行動をしているから。

 

また、息子が癇癪を起している時、本人は怒っているのではなく、どうしたら良いかわからず「困っている」

 

ということを教えてもらいました。

 

これは目からウロコでした。

 

 

どうしてすぐ怒るんだろう?と分からずイライラして私もつられて怒っていました笑い泣きが、

 

辛くて困っていて、感情的になっているだけ。

 

なので、どうしたら解決するか教えれば良い。

 

ということが分かり、本当にこの話を聞けて良かった。

 

 

さらに、相手の表情など、私たちが直感で理解することも理解ができない。

 

だけど、

 

その苦手な部分は、得意な「知識」でフォローすれば良い。

 

知識を積み上げて、「この表情はこうだから、こういう場合はこう言う」というのを頭で考えてできるようにするのが良いということでした。

 

 

でもこれって、本人はと~っても疲れますよね。

 

私たちが何も考えずに認識することも、息子は頭を使って考えて実行しなければならない。

 

これを聞いて、以前に児童精神科の先生から「現実世界が疲れる」という話を聞いたのを思い出しました。

 

心理士さんも、疲れてしまうので「好きなことで心が休憩できる場所を設けるのが良い」と言っていました。

 

今回の検査を受けたことで、

 

色んなところにちらばっていたパズルのピースが、パチパチパチ!とはまった

 

感じ。

あの時のあの言葉は、これだったのか!と思うことがいくつもありました。

 

どうしたら良いか漠然としていてわからなかったけど、何をしたら良いかが具体的になりました。

 

何をしたら良いかがわかると、療育にも力が入りますねおねがい

 

去年は正直、惰性で療育に通っていたけど、

 

時間を巻き戻したい!

 

去年検査を受けて、この結果をもとに療育に打ち込みたかった!

 

なんて言っても仕方がないので、これから今まで以上に頑張りたいと思いますニコニコ