人生には降りられない舞台がある
まちのため、家族のため、友のため、
そして自分の人生のために、
少女たちはフラダンスに挑む。
久々にイイ映画に出会えました。
もうね、ボロボロ思いっきり泣けたよ・・・。
昭和40年代のある炭鉱町の町おこしを元にした実話なんですって。
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最初はなんとなく悲壮感漂う雰囲気で始まります。
煤けた炭鉱のまちで、汗水垂らして必死に働く男達の姿。
彼らを支える家族、働くということ、生きるということ。
エネルギー革命を迎えた時代の流れの中でうらぶれていく炭鉱町が、
まちの再建をかけた一大プロジェクトを立ち上げます。
それがハワイアンリゾート構想。
その炭鉱町の暗とフラダンスの明がかなり対比的。
だからこそ、フラダンスの華やかさがめっちゃ心に沁みるの。
松雪泰子さんや蒼井優さんのプロ級のフラダンスは圧巻。
思わず釘付けになってしまうくらい魅惑的で迫力があります。
理不尽なリストラにあいながらも炭鉱を捨てられず、
今まで守ってきたものにしがみつく町民も、
娘たちが懸命にフラダンスを練習する姿に惹き付けられていく。
最初は猛反発してたのに、だんだんその熱意にほだされていくのよね。
その過程についホロッときちゃう。
「働く」ってもっと辛いことだと思ってた、
もっと苦しいものだと思ってた。だけど、
笑顔で人を楽しく幸せにさせる職業があってもいいじゃない。
人の心の温かさやひたむきさに触れることが出来る映画でした。
そして変化を恐れず、新しいことにチャレンジする心を
忘れちゃいけないと思い起こさせてくれます。
今まで積み上げてきたものだとか、築いてきたことって
失うのが怖いと思うし、捨てる勇気もなかなか持てないと思う。
だけど、そこがどんなに居心地がよくても、
止まっているのではなく、いつまでも探究心を持っていよう、
そんな前向きな気持ちにさせてくれる映画でした。
これは必見!!!