最後です。
LDRへ移動したのが12時。
そこからモロモロの準備をして12:50に子宮口全開。
この頃になってくるとイキミ逃しも慣れてきて張りの波が来ても楽になる。(麻酔薬投与済み)
子宮口全開になったのですぐ産まれるのかと思ったら「無痛分娩の人はイキミ方がわからないから、ここから2時間ぐらいかかる」と言われる。
案の定イキミ方がわからず、何度か挑戦するが全くイキメず…看護師に「固い便を出すように!!」と言われたが、そもそも人前で便を出すことなどしたことはないため全く参考にならず…(すみません)
そこで麻酔を一度切ってみて、すこし陣痛をおこすことに。
しばらくすると先程の肛門圧迫感と腹部の違和感出現。陣痛の波に合わせてイキんでみるが、便が出てしまう恐怖(看護師は慣れているとわかっているが、人前で便を出すという恐怖感)が強くてなかなか本気を出せず…
みかねた(?)看護師が促進剤の流量UP。また「浣腸していて何も出ないから大丈夫よ!」(前日朝に浣腸済)と言って頂き、少し気持ち的に楽になる。
そして再度イキム。
気付いたらドクターがいつの間にかいて、看護師たちも何人も集まってきていた。(この日の分娩は自分のみ)
さらにさらに看護学生の見学もいいかと聞かれ、承諾した。
周りが段々慌ただしくなり、看護師から「すこし赤ちゃんの頭が見えるから鏡で見てみる?」と鏡越しに毛髪を確認させてもらえたが膣の小さい出口からチラッとしか毛髪は見えず…。普通なら「あとすこし!」と思うかもしれないが、私は「えっ…全然出てない…こんなに頑張ってるのに…てかこれからこの小さい穴から人間出てくるの?まじ無理」と心が折れかけた。
本気で切ってもらえば(帝王切開)良かった…むしろ今からでも切って欲しいと思った。
しかし看護師から「今見えたところに集中して力入れてみて!!」と言われ、そうやったところ先程より頭が見えてきた(この間ずっと鏡越しに見ていた)
更に赤ちゃんを取り上げる予定の看護師がイキム際に肛門を圧迫してくれていたので、便が出る恐怖はだいぶなくなっていた。
またその看護師がなるべく会陰が裂けないように、赤ちゃんが上手く出てこられるように指で広げてくれていたため、痛みはほぼ感じずイキムことに集中できた。
その後も何回かイキんでいると、今までおへその上で感じていた胎動(恐らく足)が下腹部に感じるようになった。それと同時に「もうすぐ赤ちゃん出るよー!深呼吸してー!」とのお声が…そして酸素マスク装着。
もう体力的に限界であったため、次のイキミで絶対に出してやる!!と思い、陣痛の波とともに思い切りイキんだところ、「頭出たよ!イキムのやめて!!」と言われ、イキムのをやめるとお股に何かがハマっているようなスゴイ違和感が!!!「じゃあ最後!!軽くイキんでー!」と言われ、ドクター(最後の内診グリグリしたら荒っぽい先生)にお腹をグーで思い切り押されながら(そのグーを跳ね返すように)イキムと………するん………と赤ちゃんが出てきた!!!
出た瞬間に産声をあげてくれた(結局分娩台に上がってから出産まで約1時間半かかった)
この時、そばで見てくれていたスタッフ全員に「おめでとうございます!!!!!!」と言ってもらえた。
出産して数分後、胎盤がどぅるん!っと出てきて、産後の処置として会陰の裂けたところを塗ってもらい(硬膜外入れてるから無麻酔…こっちのが陣痛より地味に痛い)、産まれたばかりの赤ちゃんを胸のところまで持ってきてもらって写真撮影ホカホカ暖かくて、血の匂いというよりも何かのいい匂いがした
赤ちゃんの処置が終わったら横に置いてもらったり、まだ出ない乳をくわえてもらったりした
産後は2時間ほどこのままベッド安静だが、ちょうど時間的におやつの時間だったので持ってきてもらった
私の大好きなシフォンケーキで、食事は前日の夕食ぶりだったのでとても美味しかった!
色々な人に連絡したり、赤ちゃんの写真や動画を撮っていたらあっという間に2時間が過ぎ、ベッドのまま部屋へと移動した。
この日は母子別室だったため、マタニティハイの中何とか数時間寝た。
以上が出産レポでした
出産して思ったのは、人って本当にたくさんの人の助けがあって産まれてくるんだな、母親は本当に命をかけて産むんだなと思いました
そして何よりも…会陰裂傷が痛すぎる!!!!!!
こんなんで翌日から便を出すなんて無理
陣痛なんかよりも痛かったです(笑)
そもそも体質的?に陣痛を«痛み»として感じませんでした。(元々生理痛は普通にあります)
今思えば、無痛分娩にしなくても産めたのでは?(産む前に麻酔を切っていたので、無痛分娩の意味…)と思ったので、もし次妊娠することが出来たらこのブログを読み返して、普通分娩も考えたいなと思いました(笑)
それでは記録用の産後レポはこれで終わりにします
ではまた