同僚は週1で家庭教師をつけているのだが、その人が来た時に「え~?ドミニカのココナッツご飯、まだ食べてないの??もう帰っちゃうのに!!」と言われたことがある。
その言葉を覚えていたらしく、この間ホームステイ先の大家さん、通称ばあちゃんがドミニカ料理を作ってくれた。
ココナッツご飯、PASTEL DE OJA(日本のちまきみたいなもの)。
PASTEL DE OJAは他の中南米諸国にもTAMAL(とうもろこしの粉で作る国が多い)といって名前は違うものの、同じものがある。
ただ、私が唯一食べれない、苦手な料理だった。
キッチンで見た瞬間、こりゃ嫌いとは言えない、食べるしかないと覚悟。
しかし、ばあちゃんのPASTELはバナナから作っていて、おいしかった!

ここ最近、帰国間近だから、マンゴーとか私が好きだった日本にはないくだものとか、いろいろ買ってきてくれる。やさしいなー、ばあちゃん。
ばあちゃんが、ちょっと改まった言葉を私たちに話出したのだが、目に涙が浮かんでいる。
まだ数日あるんだからー!泣かないでー!と心の中で叫ぶ。
もらい泣きしそうだった、セーフ。
「CAFE SANTO DOMINGO」っていうのが、この国の代表的なコーヒーであり名産なのだが、この大きな缶のをプレゼントしてくれた。
たった223ドルの家賃しか払っていないのに、そこまでしてくれるのかと感動。
お礼に、出張先の地方のオーガニックコーヒーをあげた。
そんなばあちゃんのために、何かお礼をしたかった。
3か月前にここに住んで出て行ったKOICA(韓国のJICAみたいな機関)の韓国人は、キリストのネックレスをあげていた。
しかし、つけているところを見たことがない。
ドミニカ人にドミニカのプレゼントをあげるのは難しいと判断し、労力でお礼をすることに決めた。
私があげるのは、くす玉。
これって、案外長時間かかると経験者からは聞いていた。
授業で使うために折り紙を多く持ってきていたし、飾りものが好きなドミニカ人にぴったりじゃないか。
買えるモンじゃないし。
くす玉なんで、今後の人生で作ることもそうないであろう。
ってことで、くす玉作りスタート。
最初、ベーシックな形のを作ろうとしたら、1コ目で脱落。あたし、これどうやっても無理。
なので、あやめをいっぱい作ってくす玉に出来るやつに変更した。
報告書作成に疲れたらくす玉、くす玉に疲れたら報告書。
深夜まで折り続け、「かーさんがーよなべーをしてー」って歌が頭の中でずっと繰り返していた。
ってか、もはや口ずさんでいた。
全部で6時間はかかっただろうか。
いや、もうちょっとかかった気がする。
組み立ては何度も失敗し、それだけで1時間半かかった。
くす玉、あなどれない。
ひもで吊るせるようにしたかったけど、どうやってもできなかった。
なので、花瓶に挿して飾ってもらうことに。
これ、完成品。
最後のお別れのときにあげるのだ。
そんなばあちゃんは、今も居間のソファでひっくり返ったカエルのようになって寝ている。

