それでも 何かを必死で伝えようとする主人

 

 

耳を傾けても

言葉を理解してあげることができない自分が

悲しかった

 

 

 

まだちゃんときれてない麻酔のせいやわ!

時間が経てば絶対大丈夫!

 

 

 

暴れるくらいやから足もあがるし手も動いてる!

絶対大丈夫!

 

そう信じて疑わなかった。

 

 

 

 

入院に必要なものを取りに一旦帰ることに。

 

 

パジャマのままダウンジャケット着ただけのうち。

 

 

病院は隣町とはいえ 車で1時間以上はかかる距離

 

 

 

タクシーで帰る??

恥ずかしいけど電車で帰る?

 

 

何てこと考えながらタクシーに乗り込み

 

 

 

  

 

 

 

 

「最寄り駅まで}

 

・・・・お金優先しました やっぱり冷静やったんかな。

 

 

 

 

 

うちの家から駅までは さすがに恥ずかしいので

そこからはタクシーに乗ろうと決めて。

 

 

 

 

いくら待ってもタクシーは来ないので 結局歩いて帰ることに・・・・・。

          ↑
        これがきっかけなのかどうか 歩いてる道中涙がとまらなかった

 

 

泣いてるわ 

パジャマで歩いてるわで すれ違う人にはどう見えてたのかな

大体想像はつくけど・・・・・。

 

 

 

 

夕方 再度病院へ。

 

 

「具合はどない?」

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

 

何か言ってるけど 聞き取れない

 

 

 

scu室でコロナ禍でもあるので面会は五分。

結局会話らしい会話もできず病院を後にして 長い1日が終わった

 

 

 

 

 

 

面会も必要以外は原則禁止

連絡手段と言えばラインのやりとりだけ。

 

 

 

 

ライン入れても既読はつくものの10分以上かかる返信。

嫌な予感はあるものの うちはその返信を待つだけ。

 

 

 

 

倒れてから容体が急変することはないと確信もてるまで

 

電話が鳴るたび

何かあったんかなって動揺して。

 

 

特に夜は不安と恐怖で押しつぶされそうやった

 

一週間後 面会の許可がおり病院へ。

 

 

 

 

 

右手のしびれ

言語障害

歩行困難

 

 

 

大丈夫じゃなかった

 

 

嫌な予感を認めなかっただけ。

 

 

 

 

1週間後に会えた主人は車いすの上でした