皆さまこんばんはウインク

バタバタしてなかなか投稿出来ないので、見て下さる方がいるか不安です笑











実は看護師を辞めてから、患者さんの夢をよく見ます










ふと涙が零れ、ふと投稿したくなりました。









気まぐれに付き合って下さる方が見て下さると嬉しいです(*ˊᵕˋ*)













わたしはがん看護をずっと病棟で担当していました





その中で、緩和ケアを行っている患者さんがたくさんいらっしゃり、

悲しいですが亡くなる方もおられました













その中で、とても思い出深い方が何人かおられます。







その中で特に思い出深いAさんの事を、お話させて頂きます。












とても気難しい方でしたが、わたしの勤務の時はいつも担当で、献身的な奥様の付き添いがある中、奥様とともに、わたしが来るのを待ってくれていた方でした













ある日、わたしはAさんに



「他にもっと治療出来ないのだろうか?」
と聞かれました。











それは主治医から



「今の状況ではいつ急変してもおかしくありません。

蘇生を行うことや、これ以上の治療を行うことは、身体の負担になるだけです。

治療を辞めて、痛みや辛い症状を和らげることに専念しませんか?」



と説明され、




奥様とともに泣きながら



「わかりました。

抗がん剤の治療はもう辞めます。」



と決断して間もなくでしたので、



Aさんは分かっていて聞いているのだと、



気持ちの整理が出来ていないのだと理解しました。













わたしは、

Aさんに

「もっと抗がん剤などの治療したいですか?」

と尋ねると













Aさんは


「したいけど、したくない


本当にしんどいから、もう自分でもダメだと分かる


最後まで頑張らないと、生きてる意味が無いんじゃないかと思ってしまって」


と話され、奥様も目に涙を浮かべていました













わたしは


「今まで治療を長く頑張ってこられたので、治療を続ける事が生きがいになっておられるのかなと思います。


それに大好きな奥様を残して亡くなるのは心残りでしょう?」












(Aさん泣きながら頷く)












「だからこそ、今まで、辛くても治療を頑張って来られたのでしょう?




奥様とともに、ずっと頑張って来られたのでしょう?




わたしは、もう十分頑張って来られたと思うんです。



神様が、もう頑張らなくて良いと仰っているのではないかと。



奥様もAさんが痛みや吐き気や、副作用に耐えながら頑張っている姿をずっと見て下さっていたから、十分分かっていると思います。





Aさんはそれでも、まだ頑張り足りないと思うのですか?



自分にスパルタすぎますよ!





と、泣き笑いになりながらAさんに話しました。























そう話された翌日、わたしの夜勤中に、Aさんは奥様に見守られながら旅立ちました。













そして、夜勤の始まりの時、Aさんが









「待ってたよ」













と仰り、














奥様が、


「こんなに穏やかに笑ったのは久しぶりね。

最近ずっとしんどそうな顔ばかりで」



と仰ってくれたことを思い出し、












涙が溢れて、止まらず、






奥様と一緒に、

号泣しながらエンゼルケアを行いました















ずっと、わたしは泣き虫なので、






この年になっても患者さんが亡くなると隅っこで泣いていました笑













今もこれを打ちながら涙が止まらないので大変です笑








なぜか話したくなったので書いてしまいました












天国のAさん、



そしてAさんの御家族さま



わたしに素敵な出会いと思い出を




本当にありがとうございました。