田房永子さん著「しんどい母から逃げる!!〜いったん親のせいにしてみたら案外うまくいった〜」を読んでみた。


エッセイ漫画で読みやすい。

親との関係にのたうち回る作者の状態の表現が、とてもユニークだけど、言いえて妙で、あー自分もこうだったかも…と共感する部分が多かった。


昔、親の一言に傷を抉られて、感情が死んでしまうほど傷ついたとき、カウンセラーさんにも言われたのだけど、

「親を悪く思う自分を恥じなくていい」

そっか、親のせいにしていいんだ。

涙が止まらなかった。


教育してくれた恩もあるし、親なりの愛情を注いでくれたけど、だからってわたしを傷つけていいわけじゃない。

そう思うのは、間違いじゃないんだ。


あと、決して親本人に謝罪を求めたり、気持ちを分かってもらおうとしないこと。

これはムダな努力ということは、わたしも身をもって体験しているので、心底共感した。


それと、連絡を絶つについても、わたしも最低限チャットでしか会話しない。

音声通話って、けっこうダメージが大きくて、過呼吸になったりする。


親孝行な娘にも、親のことを受容できる大人な自分にもなれないけど、世間一般の声と、わたしの中の小さなCoccoちゃんの気持ち、後者が大事に決まってる。


今となっては、親が小さなCoccoちゃんにできることはない。

小さなCoccoちゃんの気持ちを受け入れて、癒してあげられるのはわたしだけ。


本で紹介されてたこのページの言葉が、心にしみた。

自分への語りかけ


大人になってからのわたしは、自分で自分の行く先を切り拓いてきた自負はある。

今は過食症を乗り越えて、新しい自分になりたい。