徹底的に子供に寄り添う。



先ずは

親子の信頼関係構築が必要との事で

その為には上記の行動が大切という文章を

読みましたが・・・



こういうのも

前提しだいだなと思いました。




過去に同じ事を乗り越えた人がいたとして


その方法は様々で

答えが1つではない場合が多く


もちろん発信している方は

それで上手くいった訳なのですが


その方法を表現している

文章や言葉の意味だけでなく


なぜ、そうなったかの理由など

背景次第で変わってくるかと思います。




例えば、子供に寄り添うという事ばかり

余りにも強調している方は


過去に真逆の事をやって

状況を悪化させて

改める事によって改善出来た人。


そういう方の場合は

寄り添うという行動が

自分の意識の中に大きいのだと思います。



でも、そういう事を

自然にしてきた人なら


そこまで、その言葉に拘らない。


また別の部分に意識をもって

日々、子供に接しているのかとも思います。




何らかのアドバイスの様な発信があっても


親自信が

子供の頃に経験した事なのか


親の立場として、経験した事なのか


子供の頃に経験して大人になった人が

親にしてもらった事なのか


してもらいたかった事なのか。




そして

既に改善された事なのか

まだ道半ばの事なのか


背景によって

いくらでも変わってくるかと思います。




子供1人1人は違うから

子供を観察するのが大切と書かれている方も

いますが


これは、個別対応の必要性

人には異なる部分があるという事であって

何にでも言える事。



でも、親に出来る行動として

観察というものが良いと極端に解釈してしまえば


適度に行える人がいる一方で


いつも、じっくり隅から隅まで見続けて

分析して、正しい対応をしようとして

そこにばかり意識が行ってしまい


逆に、余計な事をしてしまったり


単純に

エネルギーを使い過ぎて継続し辛くなり

大変なんじゃないかとも思ったりします。



私は子供の頃に

あまり親にアレコレ言われなくて

結構、自由に過ごしていたと思いますが


親が、観察して分析して

その結果を行動に移したというよりは


仕事をしていたから

忙しかっただけだとも思うし


そもそも

子供達には、子供達の世界がありました。



親に何でも話す訳でもなかったし

子供の世界の中で、どうにかしていたし


もちろん

直ぐに解決出来る事ばかりでもない。


でも、親が観察ばかりしていていては

場合によっては子供も気付いて


面倒に感じる事さえ

場合によってはあるんじゃないかと思います。



子供を観察し行動に移し

上手くいったとしても


その方には

その家族故の関係が元々あって

他の上手くいく要素が

別にもあったのかもしれないし


子供に対する対応というものも、やはり

親が考え、時には失敗から学び

改善していく事が大切で


改善も

1度とは限らないものだと思います。




子供に問題があった時

親に相談出来ない理由として

心配掛けたくないという思いがあったとして


それを

良くない事と捉える様な記事がありましたが


問題のある子と思われたくない

良い子でいたい

マイナスの部分を見られたくない

恥ずかしい


などなど

親に気を使わなければいけない

本当は伝えたいのに、出来ない

という状況であれば


確かに

そう思わせてしまった部分が

親の良くない接し方のせいだと

捉える事が出来ます。



でも、何でもそうかといえば

異なる面もあるはずで


誰に何を相談するかって

決まりがある訳でもなく


相談する側の自由だとも思うんですよね。


だから、答えは1つじゃない。



相談するという事の目的でさえ

人によって違っているので


聞いてもらって、吐き出して

共感する事で楽になりたい人


実際の解決の為のヒントが欲しい人


様々かと思います。



解決策を知りたい人なら

それを持っていそうな人に相談するから

親とも限らないし


他に共感し合える人がいるなら

親とも限らない。



関係が良くないから

相談出来ないのではなく


今までに

充分に良くしてもらったから

これからは自分の力でやってみたい


という場合もあるかもしれない。



子供達を育てていた長い間に

流石に、これはないよなぁー

と、思える様な


誰もが感じる程に

問題のある親御さんと


そこに疑問を持たずに

当り前に育ってしまっている子が

二組程いましてが


どちらも

親子関係は、良かったと思います。


子供は何でも

親に話していたみたいだし。




親子の信頼関係は、何なのかといっても


そもそも

信頼関係という言葉の定義が

人によって違うのかと思います。



何でも話を聞いてくれる人?

共感してくれる人?


そうとは限らない人など

いくらでもいる気がします。




形にだけ拘っても

一歩間違えれば共依存にもなりやすいし


付き合える人を

限定させてしまうかもしれません。



では、なぜ

話を聞く事や共感する事が大切だと

散々言われているのかと言えば


それとは真逆の事ばかりを

親がしてしまいがちだからです。



多分、他人には

当り前にしている様な事でも


家族、特に子供に対しては

やらない人が多いという事。


どんな理由があったとしても

単純に、親の甘えなんだと思います。




子供と信頼関係を作ろうとか

子供に好かれようとか

仲良くしようとか


私自身は

そこを意識する事は、ほとんどありません。


相手の気持ちは

相手の中に産まれるものという感覚だからかな。



そういったものは

今でも私には分からないし


作ろうとして作るものではなくて

いつか自然に育まれていくものかと思います。



子供だって

時には、親を許したり、多目にみたり


そういう事を

いくらでもしているんだと思うんですよね。


それに親が気付かないから

すれ違ってしまうだけ。



そんな気がしています。