奈良 法華寺②●誰と組むかによって氣は変わる? | 神社仏閣ライター☆はな☆のブログ

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こんにちは!

 

久々に、タイトルに②を使ってしまいました(笑)

昨日の法華寺の続きです。

それだけ、法華寺に興味を持ってしまったということですね。。。

 

さて、法華寺の境内を歩いていると、慈光殿という場所がありました。

ここは、法華寺が所有する文化財の収蔵庫なんだそう。

 

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この中にも、貴重なものがたくさん展示されていましたが、私はどうしても阿弥陀如来さまと不動明王さまが気になる。

そんな意図はないのかもしれないのですが、どうもセットになって置かれているような、対のような感覚を覚えたのです。

収蔵庫だから、あまり関係ないのかな…とも思いましたが、やはり気になります。

 

阿弥陀如来様といえば、最近私もブログに書かせていただいた阿弥陀三尊。

そして、不動明王様といえば、愛染明王さまとか。

いや、もしかして私が気づいていないだけで、そう置かれていたのかなぁ。。。

 

まぁ、置き方にそこまで意味はありませんとも言われそうですが、どうしても阿弥陀如来と不動明王の関係が気になってしまい、いろいろ調べてみました。

 

仏様の中でも、最高位にいるという「如来」。

阿弥陀如来さまの他にも、大日如来さま、釈迦如来さま、薬師如来さまがいらっしゃいますが…

不動明王は、大日如来さまの化身であるといわれていて、なんと釈迦如来さまの分身だといわれることも。

お釈迦さまも、宇宙最高の仏様である大日如来さまがこの世に教えを広めるためのお姿の一つである・・・という教えもあるようなので、不動明王さまと似ている部分もあり。。。

 

どれだけ凄いねん!不動明王さま!(笑)

 

密教では、大日如来さまの力を借りる時は、お不動さまにお願いするとかなんとか…だからお不動さまがいろいろな石仏などで残っているのかもしれませんね。

あまりにいろいろなところで見るので、もう当たり前の存在のように感じていましたが、じっくり考えてみると、それだけ信仰されていた証でもるんですよね。。。またまた今更ながらの反省(笑)

 

そう思って不動明王さまを眺めていると、「お前、まだまだ修行が足りないぞ!」と怒られているようにも思い、さらに反省💦

無知って、本当に恐ろしいです。もっと、勉強しないと。。。

 

で、私はここまで反省して思ったわけです。

最近、いろいろな仏様の組み合わせを見てきましたが、「仏様」と言ってしまえばひとくくりですが、本当にいろいろな役割や性格を持った仏様がいらっしゃるなと。それにプラスして、その仏さまを作った仏師の方とか、どういう思いや経緯で造られたのかという人間の「氣」も加わるわけです。

 

たま~にですが、「何だ?この仏さま、何も感じないぞ?え?空っぽなのかな?」という仏像に出会うこともあります。

カタチだけ見たら仏さまなんですが、何だろう、何かが違う。

 

この日、私は法華寺で阿弥陀如来さまと不動明王さまに興味を持ったのは、それだけ何かを感じたということなのですが…。

 

もしかしたら、仏さまって形、そして造る人(過程や思い)、それを置く場所の条件が揃って、はじめて仏さまとして成立するのではないか、そんなことを思いました。それは、どの仏さまと一緒に置くかでも、違ってくるのかも。。。

よく、仏さまが仏師に自分を造らせたとか、夢に出てきて自分を祀りなさないといったとか、そんな伝説が残っていたりするじゃないですか。

仏さまも、誰と組んで、どんな場所に、どんな仏さまと一緒にいるかを選んでいたりして(笑)

 

これって、仏さまだけではなく、人間も同じだよなぁと思いました。

誰と組んで、どの場所で、誰と一緒に動くか。

 

いや、仏さまは、もっと大きな存在だから、人や場所を選ばない!と言いたくなるのですが、この方法が実はこの世で一番人間たちに教えを伝えやすいやり方なのではないか。。。そんなことを、仏さまたちが会議しているような妄想をして、少し楽しくなりました。

 

私も、もっと勉強しなくては!

 

法華寺では、他にもいろいろお参りさせていただきました。

 

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こちらの休憩所では、お茶をいただきました。

奈良の街の真ん中に、こんな建物が残っているのも驚きですよね。

 

法華寺、かなりお気に入りのお寺になりましたおねがい

 

来週も、よろしくお願いいたします!