友人から紹介された YouTube を見ていたら、興味深いチャンネルを見つけた。
【オーディオ】アナログ高音質論をこの世から殲滅・根絶する動画【レコード】
前者は良くちまたで云われている内容で、最近アナログレコードが復古していることから、こういう意見が出てくるのもまあ分かる。
後者はなかなか過激だ(笑)。しかし私はこちらの主張に近い。
で、これらのチャンネルを見ると、色々な主張、実験結果がアップされている。これらはこれらでなかなか面白い。
結構オカルトチックな主張もあれば、科学的分析を試みているのもある。ただし科学的なようで推測と思い込みな内容もあるので、読み物としてなら楽しい程度と思っている。
また「CD は音が悪い!」ではなく「CD プレイヤーは音が悪い!」というテーマで主張しているサイトもある。いったいいつの CD プレイヤーの話をしているんだろうか?
さて前者では、CD の音の悪さの理由を上げているが、二つほど初期の CD黎明期の混乱と技術的不足が上がっている。その時期にうるさ型のオーディオファンに対して「CD は音が悪い!!!」という刷り込みがあったのもやむ得ないと思う。
この辺りの考察は以前アップしている。デジタルオーディオについて
おそらくだが、この立ち上げ時の不幸な出来事、その後のデジタルオーディオの音作りに関して誤った(これは言い過ぎか)取り組みがデジタルオーディオ嫌いを作ったのだと思っている。なので今本当に真面目に音作りをいわゆる Hi-Fi 志向で行ったならば、おそらく後者のようなことになっていくだろう、と思っている。前者の中で一つ「なるほど」と思ったのは、理由その5 の「超高域のアナログノイズが倍音になっている」だった。
この文言だけだと「?」だが、動画を見ていくと倍音というよりはノイズに埋もれていても音楽として聞き分けられる、ということだった。要は楽器の倍音成分はノイズに埋もれているが、それでも楽器の響きに良い影響を与えている、という主張だ。