我々、低身長界隈の人間が避けては通れない話題がある。
そう、「たぬかな」氏である。
彼女は大炎上や解雇の末復活を果たし、現在は雑談配信を中心に生計を立てているようだ。
それ自体は別に良いと思うのだが、
私は彼女と彼女のファンとの現在のあり方に、違和感と危険性を感じるのだ。
前段として、
彼女が「身長170ない男は人権ない」発言で炎上したことを知っている人は多いと思う。
私はこの「人権ない」分類の人間なんだが、この発言自体には特に何の感情も沸かなかった。
理由は２つあって、
１点目は彼女がプロゲーマーであること。
ゲーム愛好家の中では「人権」というのは、
所謂「日本国憲法上の基本的人権」を指すのではなく、
「ゲーム内で持っていないと話にならないような、所持していることが前提となるようなキャラクター等」
を指す言葉なのである。
つまり、「人権ない」っていうのは「まともにゲームをプレイできない状態」を指すのだ。
たぬかなが言いたかったのは、単に「男は身長170ないと人生ハードモードだぞ」ということだったのである。
２点目は彼女の配信は30人という超小規模コミュニティだったということ。
「クラスの友達に本音を話したら、全世界に公開されちまった。」というような状態であり、同情せざるを得ない。
これらのことから、別に彼女を貶める気でとか、今更批判しようとして
これ以降の文章を綴っているわけでは一切ないので、そこは理解して欲しい。
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では本題。
簡潔に言うと、彼女の配信はDV（ドメスティック・バイオレンス）を彷彿とさせるのである。
低身長や童貞の社会的地位の低さ、いかに救いようがないか、惨めかを解説し、
当事者の精神状態をズタボロにしたうえで、
「解脱しよう」とか「君はカルマを背負ってる。辛いな」
など甘い言葉をかけるのである。
そして、元はと言えば彼女に傷つけられたはずのホビット達（たぬかな信徒の愛称）は
たぬかな様へ忠誠を誓ってしまうのだ。
暴力→甘い言葉→服従
DVに似てない？
ただ配信を見ていてなんとなく思ったんだけど、
結果としてこうなってるだけで、たぬかな氏に全く悪意はない気がする。
なぜか？彼女が弱者男性を話題にするからだ。
そもそも好きの反対は嫌いではなく無関心。
彼女の配信を見ていると
言葉は鋭いが、その節々に弱者男性への愛情
（恋愛感情のようなものではなくペットを愛でるような愛情）
を感じることがある。
刺々しい言葉でボコボコ殴られて傷付くんだけど、その奥に暖かさを感じるんだよね...
っっっっっっっっと...
危うく「たぬかなワールド」に引き込まれるところでした笑
【雑にまとめ】
本人たちがその「たぬかな教」に入信して心から幸せだというのなら
それでいいんだけど、本当にそうなの？
ありのままの自分・チビな自分・童貞な自分・弱い自分は否定して、
たぬかな氏が発する数少ない「甘い言葉」のために鋭い言葉の傷を受け続ける。
それって本当に幸せなの？
以上です...笑