みなさまこんばんは🌆


給食の思い出はなんですか?

好きなおかずはなんでしたか?

私は焼きそばでした。☺️

脱脂粉乳のミルクも好きでした。



泣くほど美味しい給食を食べてみたい。


ある時、同窓会で面白い話を聞いた。神奈川の湘南地方の町で暮らす同級生が、子供が給食が美味しすぎて、風邪をひいても学校を休みたくないと言って泣くのだそうだ。それくらい、今の給食は良くなっているらしい。泣くほど食べたい給食とはどんなものだろうか。

それからまた数年経って、学校の保健室に臨時で留守番を預かり、給食を食べる機会があった。

今時の給食はどんなか?とても興味があった。

しかし、コッペパンと野菜炒め、牛乳。あと何だったか?ジャムがあったかも。

私の子供時より寂しい給食だった。



知らなかった給食はみんな違うこと、一食の予算も違うって!

泣くほど食べたい給食には出会えなかった。

はたして、

おいしい給食はどこに行ったら食べられるのか?栄養士さんや調理師の腕次第なんだろうか。


それからまた数年後、仕事で、東京都の教育委員会の人と話す機会があった。私は、都内の高校進学率を質問した。はっきりとした数字は言えないのか知らないのか満足のいく答えはなかった。その頃、下町の学校と縁があり子供達の生活や教育の格差に胸を痛めていた時だった。心も体も傷ついて入院治療が必要な子が、高校に行きたいんだと打ち明けてくれた。シングルマザーの家庭の経済力では私立は難しいだろう。あの子はその後、健康を取り戻して公立の高校に入れたのだろうか?そんな話をすると、その人は、重い口を開けてくれて話してくれた。

大都会東京の生活格差社会の広がりについて。いじめも表面化しない。そして給食は地域によって予算が違うのだと。貧しい地域の視察へ行って、そこで美味しくない給食を食べたことを。食べたくなかったと。

知らなかった。栄養士や調理師の腕や工夫ではない、そもそも、給食の予算が地域によって違うのだ。同じ東京都の23区内なのに、すでに格差が決まっている。都内はどこもカオス状態で、タワマンのセレブもあれば、すでにクラスの半分が生活保護やなんらかの支援を受けている地域もある。そんな地域の子供には予算の少ない給食でもしょうがないというのか?

そのことを知っている保護者は、どれだけいるのだろうか?

子供達が、同じ東京で暮らしながらすでに差別されていることを知ったらどう思うのだろう。



給食の先に見えたもの

最近また、例の保健室勤務があった。やはり何だか寂しいような気がする。しかし調理師さんの努力か、味はとても美味しかったのが救いだった。翌日もご飯と一汁一菜みかん、牛乳。汁物は毎日でない。サラダの時はスープがない。野菜足りなくないか?

同じ日の別の地域の学校の給食を探したら、ホームページにあった。そこの学校は彩りもよく混ぜご飯、ししゃも、サラダ、味噌汁、牛乳。

明らかに品数が多い。




S区の中学のホームページにある給食







保健室の自由帳に子供たちが好きなことを書いてゆく。その中には目を疑うような書き込みがある。『ママはゲーム、妹のご飯はポテチ。私は食べない』


華やかな大都会で食べ物が溢れているのに、なぜ子供たちの食生活は貧しくなっていくのだろう。


東京23区では四月から給食費は無償化になるという。無償化になったら、予算や品数は統一されるのだろうか?