幻想的な鹿のある景色や
定番の湯滝
湯滝の下に行けます
源泉
源泉はパイプでちょっと離れた各旅館へ、小屋にはどの旅館へ運ばれるか宿の名前があります。
宿によって源泉が微妙に違うのです。
私は、レイクサイドホテルの温泉が大好きでした。きれいな緑色で日によって色の変わる硫黄泉で檜の大きな浴槽でした。レイクサイドホテルは金谷ホテルに並ぶ老舗の西洋風ホテルでしたが、
今は、その場所は外資系の高級ホテルになってしまいました😢寂しい。
華厳の滝〜
さて観光はいつも同じですが、
今回泊まったのは、東照宮の裏手になる
『 梅屋敷旅館 』
うめやしきりょかん
とーても、古い歴史のある宿です。
とにかくお庭がとても広く、江戸時代梅の木がたくさんあったので梅屋敷と呼ばれたお屋敷の跡地です。
大きな池があり
明治時代の
句碑がありました。
夕桜 おしまれぬ身に ふりかかる
むかし、この庭に見事な桜の大木があったという。
それも今は跡形もなく、惜しまれぬ身と呟く作者の石碑のみ。
なんて悲しく奥深い。
朽ちてゆく 庭園で見る 桜吹雪の幻よ
誰もが短い命を散らしてゆく、
春の夜の夢のごとしうつよの命
なんの憂いがあるものか
これが明治の句碑
鳥居の跡や
古い狛犬
隣りは金谷ホテル創業者ゆかりの松屋敷。
今は公開中止でしたが素晴らしいそうです。
梅屋敷は団体客が多いですが、一般のお客様もリーズナブルに泊まれます。
古くて広いので館内でお化け屋敷ができるほどです。💦
梅屋敷ホームページより
でもここの売りは、おかみさんの素晴らしさ!なんです。
そして小学生のお嬢さんがチビ女将として、お客様をお迎えする姿は、古い旅館でタイムスリップしたような、もう、アニメ映画の世界で、帰る頃には涙の別れ🥲なんです。
梅屋敷の女将さん頑張ってと
皆が声をかけてしまうそんな宿です。
さて
このアニメ映画は、両親を交通事故で突然亡くしてしまった少女が、祖母の旅館に引き取られ、少しずつ癒されて成長するお話ですが、
かわいいだけどたかを括って油断してると、大泣きしてしまいます。
交通事故の被害者と加害者の苦悩。
古い宿に宿る魂との対話。
大人におすすめの映画なんです。
幻想的な宿を出てからは徒歩で日光の寺社巡り。
金剛ザクラという古い桜の木がありました。
とても感慨深い旅でした。
(仕事だけどね)笑