こんばんはランです

宮ノ下には江戸末期から

温泉宿がありました。

記録には奈良屋、藤屋と宿の名前が

残っています。

この藤屋が現在の富士屋ホテルの前身

です。

創設者の山口氏はアメリカでの留学後

藤屋を買い取り日本で初めての

西洋風の外国人向けのホテル建設に

挑戦しました。

もう一件の奈良屋はフジヤホテルの

お向かいにあり和風の日本人向けの

旅館として栄え

現在はスタイリッシュな建築が

人気です。



建築当初の写真


(本館)


現在 面影残りますね



この二階にチャプリン氏が
お泊まりになりました。

今も宿泊できます。
以前真っ白なこのお部屋に
泊まりましたが雰囲気たっぷりで
とても広いです。



昔の建築をそのまま残した藤谷と

時代に合わせた奈良屋

歴史の物語はドラマチックです



(左右対称の西洋館)


現在



大正時代の関東大震災で打撃をうけ

その後も戦争に翻弄されながらも

営業停止中も

じっと耐え

守り続けられたホテルは



(昭和になって建てられた花御殿)


強運とともに

ここを愛する人達の

想いの結晶だと思うのです

(御用邸だった別館)


我が家の白椿を守って下った

S氏もそんなこのホテルをこよなく

愛するお一人です

この後ろ姿の方

入社以来ずっとこの温室を守り

訪れたお客様と語らい

草木を愛してきた人生





さりげないのです

でも訪れる人との程よい距離感で

ちゃあんとみてくれています

すてきな温室を再び



S氏も料理長の村中氏も

このホテルを愛し守ってきたのですね




この温室の植物の一部は

購入する事が出来ます





すべての鉢に

フジヤホテルのタグが付けられています。





買った方は思い出とともに

大切に育てて、次に訪れるとき

写真を持ってきてS氏に

報告する方もいるのだそうです。

作った人達
守った人達
今、息を吹き込んでいる人達



どれが欠けても今の姿はありません

それが私たちを惹きつける

大きな要因なのだと感じるのです。

いかがでしょうか?