こんばんは

ブロ友さんで自ら見事なお人形を作られる
大福さんがこの記事をみて、この本を中古で取り寄せてくださいました。この本は、三十年前に出版されましたが 現在絶版であり中古の本が高値で取り引きされているらしいです。
美しい絵と独創的なストーリーは何十年たっても色褪せることはありません。
私は偶然ある方から三十年前に似ているという理由でプレゼントされました。
皆様に手にとって読んでいただけないのが残念すぎます。
私なりのストーリーで
再掲します。
ラン

****




草迷宮(1981)


草空間 (1984)






大学生の草はある日

古い市松人形を拾います

その人形には魂があり

自らをネコと名乗り

感情を持っています





草は無垢な少女人形

ネコに命や愛について語り

育てていきます













ネコの語るところによると

捨てられた市松人形は


雨に濡れて目覚めたのだそうです

地上の魂が天に昇り

また雨となって降り注ぎ

人形に染み込んだのでしょうか?



そして

野良猫ボスに拾われたのだそうです

ボスは優しく

なめて暖めます

そうすると人形も

暖かくなりました

どこかよく分からないところも

暖かくなりました

ボスは人形にそれは好きってことなんだと

教えます



人形はボス猫とくらしますが

ボスは年寄りで

いい人間に拾われるようにと言い残して

亡くなります










そして

人間の草に出会います


草は子供の頃猫に囲まれて自分が

猫だと信じていた過去がありました




草にはあけみちゃんというガールフレンドが

います

あけみちゃんはボロボロの人形ネコに

新しい着物を着せてくれます







あけみちゃんの3歳の七五三の写真は

人形ネコにそっくりです


人形ネコは素直に喜びます







草に出会い

愛されて

人形ネコはますます

感受性豊かな少女になっていきます






人形は人間になるのでしょうか?

魂はどこから来るのでしょうか?

不思議な迷宮に足を踏み込んだ草






友達以上恋人未満の可愛くて聡明な

あけみちゃんと

ハッピーエンドになれるのでしょうか?








内田善美さんの最後の作品

その後引退され

すべての作品の再販を拒んだそうで

絶版なのだそうです

作者も不思議のベールにつつまれています



内田さんお元気で穏やかに暮らしていますでしょうか?











Android携帯からの投稿