京都の不思議旅その2
一条戻り橋で偶然入った京料理のお店で清明神社に行くといいよと言われ
涼しげな川沿いを歩きました。ホタルの幼虫が生息するという水は透き通り
冷たかったです。
しばらくすると大きな鳥居が。
ああここねと道を渡ると大勢の人・・・ここは陰陽師の阿倍清明さんの屋敷跡だった
所なんですね。
陰陽師はいにしえの時代 疫病や天変地異、飢饉などがもののけや祟りの為と
恐れられていてそれらを占い鎮める役割をした人たち。
鬼や妖怪たちが暗躍する都の闇夜は人々にとってどれほどこわかったでしょうか。
鬼の面をつけた盗賊もいたことでしょう。
権力者は占いや加持祈祷に頼り自らの進退 後継ぎ選びまで相談していたことが
古典文学の中に出てきます。
清明さんはどんな人物だったのでしょう。神社の説明では 白いきつねが母親だった
そうで 特別な力を持った者が人間でないものの血を引くはなしは全国にあります。
1000年前のもののけが闊歩するいにしえの京の都にしばし思いを馳せました。
戻り橋ってなんかこわい響きがあります
清明さんさようなら
地下鉄に乗って東山へ
番傘のお化けや妖怪たちが列をつくって行進しているすがたはユーモラス。
こんな風に物にも魂が宿っていると信じられ大切にされていた時代が
あったんですね。
丸山応挙の幽霊図も見ました。
翌日は ジュリアンさんの娘さんの車で市内を案内してくれました
源氏物語で夜になると鬼が現れ人を食らうと恐れられた京都御所。
二条城、三千院 嵯峨野の竹林の中の黒木の鳥居。
生き霊となった六条院の住まいだった所。
なんだか今日も お化け続きです。
お庭がみごとな宝泉院 三千院の奥にあります
武将を憐れみ供養のために その亡骸があった床をはがし
持ってきて 天井板にしたそうです。もがき苦しむ血のあとが今も
生々しい悲しい歴史をつたえる所。
しばし合掌。
そうなんですね 京都は長い歴史の中でいくつも飢饉や疫病で
人々が苦しみ飢えて死んでいったし幾度も戦に無念の血を流し。
たくさんの亡骸が眠っている所。
その上に神社やお寺があり平安と鎮魂の祈りの場所でもあったのです。
そんなことがなんとなく教えられた 京都の旅
誰が教えてくれたんだろう 多分 清明さんですね
ありがとう・・・
お楽しみの夕食は和久傳京都
グルメのジュリアンさんのお嬢さんお勧めのお店
京都タワーを眺めながらいただきました
この後 アユの踊り焼きも出たのですがあっという間に
食べてしまいました
タイの黒寿司 ・・・また食べたいあじ
このお食事中 グルメなパパの話題が出たので パパはどちらに
と質問してしまいました。
二人は笑って 7年前から天国ですって
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
天国に行っても普通に話題にしてもらえる超グルメなパパ、
愛されているんですね
友禅の里きれいなべべの都あこがれの京都
今回は違う側面を垣間見ました
不思議京都旅
この後 シュガーさんと再会し また
鳥肌が立つような体験をするのですが
それは またの機会に
京都きっとまた行きます
また会いましょう
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆