けんたんたんの愛車は、コーヤシステムデザイン社の「グルービーⅡ」です。
 
そして今仙技研さんの電動ユニット「デイリーパル」を装着し、簡易電動車椅子にしてあります。
 

↓7月末、東京駅前の広場にて。

 
グルービーⅡを発注する際、たくさんの医療機器を積むこむため、荷台の広さを最大限まで確保してほしいと要望しました。
 

荷台の板面はビスが出ないようフラットに直してもらい、座面はギリギリまで高くあげてもらい、「折り畳まないから」と不要なパーツも外してもらい、、、
 
(抱っこでの乗せ下ろしがやり易いように、オマタパッドも可倒式にしてもらったり、頭を支えるクッションも何度も調整してもらいました)


 
出来上がったグルービーⅡは、けんたんたんモデルならぬ「医療ケア児モデル」として、コーヤシステムデザインさんのHPに掲載されてます!
 
 
 

ちなみに、グルービーⅡの納品時は、電動なし、普通のティルト&リクラの車椅子でした。
 
区役所から「こんな低年齢(当時は年長さん)の子供に電動の補助金は承認できない」と言われたからです。
 
 
同じ区内に住む、SMAっ子の先輩はジョイスティックも上手に動かせるのですが、その子すらなかなか承認されなかった話も聞きまして、、、
 
もう自費で電動化するしかない、と腹を括りました。
 
 

大学病院で電動車椅子に詳しいPTさんに相談したところ、
 
「まずは公費(補助金)で車椅子を新調して、その車椅子に慣れた頃に、電動ユニットを取り付ける予定だと業者さんに説明しときましょう」
 
と、2段階の作戦で行くことになりました。
 

小1の春にグルービーⅡが納品され、小1の冬に電動化(自費で約50万円!)に至りました。
 
 
 
ところで、

「たくさんの荷物をどう搭載してますか?」

…とよく質問いただきます。
 

↓本邦初公開!(荷台を上から見た図)
 
 
荷台は全長85cmもありますが、前方と後方はえぐれた形状になっています。
 
蓄電池パワーハウスや吸引機のベベキュアは小ぶりだし、酸素ボンベも最小サイズなので、ギリギリ載る感じです。
 
※普段は全く酸素を使いませんが、「緊急時に備えて携行してほしい」と区教委から要請されたので積んでいます。
 
 

実際の写真もつけまーす。
 
前方、人工呼吸器を載せるスペースです。
(百均のカゴは外して撮影しました)
前面には衝立をつけてもらいました。
 
車椅子を右サイドから見たところ。
向かって右(=前方)から、人工呼吸器をのせる百均カゴ、加温加湿器、パワーハウスで、低めの衝立はここにもつけてもらっています。
 
後方、ここにも低い衝立あり。
ベベキュアと持続吸引機は下ろして撮影しました。
茶色いバッグは酸素ボンベです。
背面の黒い大きなバッグにアンビューやオムツなど、かさばるものを入れています。
 
車椅子を左サイドから見たところ。
黄緑色のバッグに、予備カニューレやガーゼなど医薬品を入れてます。
 
吸引カテーテルとアル綿は、すぐ取り出せるよう網ポケットに。
 

左上に写っている四方向矢印のパーツは、電動パーツの1つです。
 


 
...と、こんな感じでグルービーⅡに、もう2年半も乗ってます。
 

けんたんたん+医療機器+車椅子で、総重量はナント85kg!!

毎日出かけるので、後輪のすり減りはかなり早いですよ。半年もちません。
 
 
自動車でもそうですが、タイヤは本当に重要なパーツなので、よく気をつけてくださいね!