1歳5ヶ月 フォンタン手術前、外科医からの説明  | みんなちがって、みんないい。

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妊娠五ヶ月でお腹の次男の心臓に異常があることが発覚。泣いて、受け入れて、立ち向かって、愛して。
毎日息子に成長させられている2児の母です。次男と私たち家族についてしか書けないけれど、
心臓病の子供をもつ母親の1例として、少しでも誰かの役に立てれば。

当時のブログから(2012年3月末)
『今日は外科のT医師から手術の説明をうけた。昨日の循環のT医師から話を聞いた時から変更があったらしく、狭くなっている左上代静脈部分を切り開き、ゴアテックスを使って血管を広げることにした。やっぱり血管を作り直すことにしたらしく、カッティングバルーンの話は一切出て来なかった。

手術が成立したと断言するには、術後、両方の上代静脈圧が20以下であることだったり(正常な人はこの数値が5であり、術後落ち着いたら14くらいには下がってほしい)、血圧が80くらいが目安。下半身の血が上半身の血と一緒に肺に流れる様にするこの手術。肺がどれだけ抵抗なく、今の二倍の量の血を受け入れるかが重要だとのこと。下大静脈を肺動脈につなげるために18ミリの(これだと大人に成長しても大丈夫)人口血管を使うことになる。

外科のT医師からたくさんあるリスクを伝えられるのだけれど、その内容を聞きながら逆に心からこの人に康生の命をたくせると思えるのだから不思議。

今回の手術の一番のリスクは胸をひらくときに、心臓の大動脈と心房を一緒に切ってしまうことが起こりえること。今日のCTスキャンでみると、大動脈と心房は切り開く場所にかなり密着している状態らしく、少しの切り込みが康生の生命にかかわることになる。だからと言って手術をしない選択はなく、当日は心臓にいきつく前のこの段階が1番怖い。

手術まであと3日。どうか当日の朝から手術が終わるまで、次男がたくさんの愛に守られています様に。