偶然目に留まった
台湾のローカルの方による台北の見どころ紹介:
劍潭山歩道にある「微風平台」からの夕景に
RADWIMPSの音楽が重なっていて、
意図しての選曲だったのかは分かりませんが、
あまりにも風景と気持ちが重なっていて、
なんだか涙が溢れてきます。
若いころは、体力も気力もあり、
野心に突き動かされるようにして遠くへ出ていくことができます。
新しい世界を見たい、自分の可能性を試したいという思いが先に立ち、
故郷から離れることにも迷いはありません。
けれど歳を重ねるにつれて、
不思議と心の向かう先が変わってきます。
遠くまで来たからこそ、
生まれ育った場所の空気や風景、言葉や記憶が、
静かに胸の奥から浮かび上がってくるのです。
中国語には、
「落葉帰根(らくようきこん)」ということわざがあります。
木の葉は、どんなに遠くへ舞い散っても、
やがて根元へと帰っていく、という意味が込められています。
同級生の中には、
夫婦で海外に移住した人や、中国本土に嫁いだ人もいます。
若いころは、それぞれの選択に前向きで、
未来だけを見て歩いてきたはずなのに、
この歳になると、皆どこかで同じように
「いずれは台湾で根を下ろしたい……」
そんな複雑で言葉にしきれない思いを抱えるようになるようです。
このブログに遊びに来てくださっている方の中にも、
結婚を機に異国で暮らしている方がいらっしゃいますが、
私と同じように
ふとした瞬間に感傷的になることはあるのでしょうか。
遠くへ来たからこそ、根の存在を強く意識する。
それもまた、人生の自然な流れなのかもしれませんね。
