主治医は、最後の確認の段階でこう付け加えた。
「多発性骨髄腫に併発している人もいるけれど、この会は基本的に原発性(併発のない)AL型のアミロイドーシスの患者さんだけでやる。それからAL以外の他のアミロイドーシスも入れない。」「どうしてかと言うと、治療が違うからね。始め、骨髄腫でだけだった人が後でアミロイドを併発する場合と、始めはアミロイドーシスだった人が途中から骨髄腫になっていく場合、両方があるけれど、基本的に併発になると骨髄腫の方に入ってしまう。そういう場合は、多発性骨髄腫として治療をするから。」
「はい、わかりました」(この時は、この深い意味がわからなかった。)
じゃあ、ここまでにしようか。疲れただろう。お疲れさん。」
主治医が終了を告げた。
「ありがとうございました。」(やっと帰れる!)
私たち3人は、電話番号とメルアドの交換をして、解散。
迎えにきていたそれぞれの家族は待ちくたびれておりました。
私以外のお二人は、もう既におかえり支度が完了して、この場所に
来られていたので、そのまま退院されていった。
でも、私はというと・・・・全然支度が出来ていない・・
あーこれからだー。
部屋に戻ると、荷物の山。何だか竜宮城から現実に戻ってきた感じ。
気を取り直して、家族に手伝ってもらい、やっと病院を出発できた時は、お昼。
二次試験を受けに行くということから始まった、この一連の騒動、怒涛の1週間が
こうして終わった。