今晩も、夜空を見上げるとファルコン9が飛んでいるのが見えた。
 今迄の衛星インターネットサービスは、35786kmの高さで周回する単一の静止衛星だった。スターリンクは、約550kmの低地球軌道に何千もの衛星を周回させ、地球全体をカバーし、高速で低遅延のインターネットを提供するそうだ。自力で独自の衛星を打ち上げられる唯一のプロバイダーで、頻繁な打ち上げにより、常に最新技術に更新しているとのこと。

 日本で人工衛星が飛ぶというと、種子島の発射場へ、旅行会社のツアーで観に行く人がいる位の一大イベントだ。失敗や中止にでもなろうものなら、大騒ぎ。謝罪含みの記者会見を全国ニュースで放映後、長い時間を掛けて、原因究明や改善が行われる。

ファルコン9は、まるでバス停からバスが発車するみたいに、次から次へと宇宙へ飛んで行く。

衛星の使用用途や種類が違うゆえの、差なのだろうか…