学校の帰りに自転車をこいでいたら、道で小さな何かが動いているのに気付き、慌ててハンドルをきって避けた。

カマキリだった。

気が付いて良かった。殺しちゃうところだった。

そのままにしておいたら、きっと車に轢かれてしまうと思い、自転車を停めて、カマキリを道の脇の芝生へと移動させた。

 ここは自然豊かだが、一日の寒暖差が激しく、捕食者も沢山いて、生きて行くのは大変だろう。

きっとカマキリも、懸命に生きているんだろうな。