奈良の聖地を巡る旅⑪からの続きです。(前の記事はこちらから)
さて、吉水神社の参拝を終えたわたしたちは、
(その様子はこちら↓↓↓)
この後、「花供懺法会・花供会式」の関連行事に参列予定です――。
金峯山寺の「花供懺法会・花供会式」とは
蔵王権現のご神木・山桜の満開を御本尊に報告する行事で、壱千年の歴史を持つ金峯山寺の伝統法会。午前10時より奴行列を先頭 に、金峯山の鬼、お稚児さん、山伏、僧侶、そして大名籠と続く10万石の格式を持った行列が竹林院から蔵王堂まで練り歩きます。そして法要を終えたのち蔵王堂境内において採灯大護摩供を勤修し、「千本づき」でつかれた餅がまかれて終わる――花の吉野ならではの行事です。
宿の方には
「行列は竹林院を出てからゆっくりゆ~っくり進みますから、たぶんこのあたりに来るのは11時くらいだと思いますよ…」と言われていました。
吉水神社でかなりゆっくりしましたが、それでも11時にはまだ30分以上あります。
う~ん…それまでどうしよう……
と思いながら、吉水神社を出て、ゆるゆると坂を下っていったら……
あら?どこからか法螺貝の音が……
あららら……?
と思いながら坂を下りきってメインストリートまで来たら、なにやら賑やかな気配……
ハッと見ると
もうそこまで行列が来ているではありませんか?!
ええ~?!話が違うぞぉぉぉ~
と思いながら、近くの道脇の良きところですばやく行列を待ち受ける体勢に入りました。
(帰ってきてからわかったのですが、この日は聖火リレーが行われるため、竹林院出発がいつもよりも30分繰り上げになっていたのだそうです……あぶない、あぶない……出遅れるところでした)
――でも大丈夫。
通り過ぎてしまったわけではないので、カメラを構える余裕も充分ありました
すると……
来た来た来た来た~~~っ!
――“大名行列”です。
まず、山伏たちが歩いて来ました。
みなさん、きちんとマスク着用です
それから独特のかけ声を掛け合いながら、奴行列が進み……
こちらもちゃんとフェイスガードを着用
次に来たのが金峯山の鬼。
鬼もちゃんとマスクを…あ?…あら?…鬼はマスクを着用していませんでした
さらにこちらの鬼たち……
怖いのか、怖くないのか……よくわかりません
いや、怖がってあげた方が親切なのか、そういうものでもないのか……も、よくわかりません。
子供たちはそれでも怖がるのでしょうか……?
のどかな雰囲気の鬼さんたちでした。
独特の動き(踊り?)をする奴行列がさらに続き……
東南院のところからお稚児さんたちが合流するようで……
かわいい山伏が合流。
お稚児さんも合流しました。かわゆいかわゆい
可愛くってパーッと行列が華やぎます。
――金峯山寺に先回りして、
さらに見守ります。
行列はゆっくりゆ~~っくり進むので、いくらでも先回りできました。
ゆっくり、ゆ~~~っくり進む奴行列。
女性の山伏もたくさん行列に加わっていました。
かっこいいです
(あの、背中の箱には禰豆子が入っているのか?!)
僧侶たちの行列もシブいです
最後に大名籠が運ばれてきました。
とてもとても重そうに運ばれていたので、本当に中に人が入っているのかしら……
と思いつつ見ていたら……
↑↑↑中から誰か下りてきました。
「あ、誰か下りてきた…」
「ホントに中に人がいたんだね」
「……誰だろう?……お坊さんみたいだけど……?」
「エライ人なのかなぁ……」
などとのんきに会話していたら――
「――あれはカンチョウですよ」
と、近くにいた警備員さんが教えてくださいました。
「……カンチョウ…?」
「――ここで一番エライ人です」
「へ~~~」
――管長猊下が乗られていた大名籠だったそうです。
勉強不足で大変失礼いたしました
この後、蔵王堂で法要が行われるようです。
――が、わたしたちは参加することができないようなので
次なる目的地・脳天大神に向かうことにしました
脳天神社もまだ行ったことがない神社なので、
とても楽しみです
長いなが~い石段を下りていくとあるそうなのですが……
でも、
この後の様子は次のブログで…
to be continued