さて。おもてなし武将隊のパフォーマンスを見た後は団体さんより前に行くべく足早に天守閣入り口に向かいます。
まず入ると右側に「こんな耐震工事をしています」と(B1)。
天守閣内部は大天守、小天守部分両方からなり、入り口はB1でかつて台所として使われていた場所。石垣や井戸などの実物が見られます。
そして、1階「加藤時代」2階「細川時代」3階「近代」4階「現代」そして5階は通路のみで天守閣一番上の展望室は6階。
順路は1階から階段で登るようになっています(エレベーターもあり)。
1階部分は2つの天守がつながっているため一番広い。
熊本城を築城した加藤清正から始まり、歴史的出来事の説明、熊本城がいかに難攻不落だったかのシアター映像や実物の瓦、各種模型、こぼれ話のようなエピソードの紹介など盛りだくさん。
黄色のポロシャツ団体さんが映り込んでしまう~
加藤清正の時代の河川改修や城下の整備などが現代の熊本市街へと続いているさまをわかりやすく説明している映像。
画像の下の市街地も映像で動きがあります。
城下町に何が固まっているか(上級武士、下級武士、町人エリアなどを色分けして表示している。これもライトの切り替えができる)
ちょっと思ったのですが・・・確か、オーディオガイドなるものはなかったように思います。映像も展示も日本語だけのところが多く(QRコードとかで説明があったのか確認していませんが)外国の方はよくわからないのではと。
ただでさえ日本の歴史には疎いでしょうし・・・
展示のビジュアルが素晴らしいのである程度カバーはしているとは思いますが、展示の横に少しでも英語等の解説を簡単にでも入れた方がいいのではと思ったのでした。
縮尺1/3の御上段模型。
こういうのってなんだかドールハウスっぽくておもしろい。
よくできています。金色の障子が美しい。殿様が城下を眺めている様子が目に浮かんだりして
3階「近代」では西南戦争にかかわった熊本城、明治時代の震災、昭和の修理再建の様子などをシアター、パネルで紹介。
4階「現代」は熊本地震の被害やその復旧に関する展示。
4階には地震直後の天守の状態のジオラマも。瓦が落ち石垣が崩れ・・・悲惨
で、やっ~と6階の展望フロア到着
熊本の市街地を360度みることができます。
真ん中あたりに特別見学通路が見えます。手前は本丸御殿。
こちらは宇土櫓。なんでも今年6月から約10年をかけての改修工事に入るため、隠されてしまうそう。
向こう側に見えるのが小天守。
いやぁ・・・なかなかの見応えでした! じっくり見学しすぎて疲れが・・・
やっぱり入り口の方のおっしゃったように、入ってから出るまで、一時間弱でした。
とても20分なんかじゃみられなかったから急いで入らず良かった
だいぶ人が少なくなってきて、あまり人が入らず写真がとれた
これは大銀杏。
「築城時に加藤清正が植えた」といわれていますが俗説ではないかとも。
一度焼けた後に残った脇芽が成長したものだそうですが、大きくて立派
横からと後ろからも撮ってみた
石垣の曲線が美しいですよね
そしてこちらが宇土櫓。展望フロアからみた、あの6月に工事に入ってしまう建物。
慶長の造営時に小西行長が築いた宇土城の天守を移築したもので、江戸時代から残っている貴重なもの←という説、最近否定されてきているとブロ友さんからお聞きしました。
(また追記ですが↑ ↓)
歴史っていろんな説が覆されたり変わったり、、、年数がたつと当たり前だった事実が変わったりしていきますよね。昔学校で習ったことが変わっていたり・・・
本当のところはどうだったんでしょうか。
今となっては知る由もない歴史上の出来事ってたくさんありますよねぇ。。。
熊本城、完全復活までにはまだまだ時間がかかり長期戦だと思いますが、全部完成したころまた来ることができるでしょうか。そうありたいものです←無理か💦