2日目朝。
前日に買ったパンなどで部屋でまったりと朝食。
荷物を預けてちょうど来たバスで近鉄奈良駅へ。
バスを乗り換えて平城宮跡へ向かいます。
JR奈良駅から行くときはわざわざ近鉄奈良駅まで行って乗り換えずに、「油阪船橋商店街」(近鉄奈良駅から一つ目のバス停)まで歩いてバスに乗ってもOK。
「朱雀門ひろば」下車。
道路を渡って平城宮跡へ。
ここ、本当にまさに広場!です。
真ん中に見えるのは朱雀門(すざくもん)。
門手前の右側に平城宮いざない館があります。
平城宮跡を見る前にこちらを先に見学するといいかも。
平城宮の復元工事の情報や平城宮の復元模型、出土品などの資料、平城京の時代の役人等の生活などなど、平城宮跡を知るうえで必要な情報が溢れています。
当時のごみ箱である場所から大量の「木簡」がみつかり、そこにかかれたことを解読していく形で平城宮の様々ないとなみが少しずつ明らかになっています。
たとえば役人の仕事内容や給料、日々の生活でなにをしていたかなどなど。
平城京があったのは710年に藤原京から遷都され、784年長岡京へ移るまでのとても短い間。
その後、宮跡の建物はなくなり広大な空き地になったが、都市部に比較的近いのになぜ開発されなかったのか?!
明治から大正にかけ、今の奈良市に住んでいた植木職人「棚田嘉十郎」がずっと田んぼだった(これもラッキー?!)この土地に眠る遺跡を知り、有志を募って保存運動に取り組み、私財と寄付金で一部買い取る。その運動が実って1922年に国が史跡に指定。
このきっかけがなかったら、この広大な土地は時代とともに普通に開発されてしまい、平城宮跡としては残らなかったのだといいます。
その後、開発案が何度も浮上するも、計画に反対し史跡を守るように頑張ったのは地元住民。
かくして、このひろ~い場所はそのまま残ったのでした。
東西1.3km、南北1km!
本当に広いです。これが丸ごと開発されずに残ったのって奇跡だと思う。
朱雀門。いざない館でもそうでしたが、門でもボランティアの方が詳しく説明をしてくださいます。この日はめちゃ寒かったから大変~~本当にお疲れさまです。
向こうに見えるのは大極門(南門)
その前は広大な敷地。。。
門の横も復元整備中。
これから何年もかけて平城宮跡に昔の建物が復元される予定だそう。
この先の未来も建物はすべて復元したものになるけれど、その広大な宮跡の全体をイメージできるところは他にはないでしょうね。
・・・なぜならこんなに広い土地がそのまま残っているところは他の都にはないから。
南門
第一次大極殿。立派に復元されています。
大極殿には天皇が即位する儀式に使われる「高御座」(レプリカ)も展示されている。
ついこの間、令和の天皇即位の時にみましたよね。結構大きい。
ことのほかかなり歩いてしまいました。ゆっくり鑑賞できたけどこれだけで結構疲れてしまった(;'∀')~~
バスで駅へ戻ります。
このバス。路線バスと違って一律100円。バス停は朱雀門を前にして朱雀門ひろばの向かって左側奥。
さて。次に向かうのはこの日宿泊するホテルです♪