飛べない鳥
今日は体調が悪く、会社を早退。
梅雨の明けた真夏の炎天下での帰宅は、意外と辛い。
ちょっと日陰のある路地に足を踏み入れると、そこにいた雀が飛び去った。
いや、正しく言うと飛んだけど去らなかった。
近所の2階のベランダをめがけて飛び上がった雀は、上りきれずに力尽き、足下のコンクリートの上に降りた。
心配になり近づいてみた。
私が顔を近づけていくと、体で息をしながら交互の目で私を見つめる。
まるで、何か情けを請うかのように私を拒む。
何かをあげたいと思ったが、生憎食べ物はのど飴しかもっていない。
体調の悪い鳥が自分の頭より大きいのど飴を食べるなんて思えない(笑)。
助けてあげたいけど、助けてあげられない。
そんな心知れず、鳥は近寄らないでと言わんばかりの恐怖で真剣な眼差し。
そりゃそうだろうね。
逃げたくても、飛べない。
そこに大きな人間が来たら、怖いのでしょう。
鳥も体調が悪いと飛べないのね。
その無力な姿に哀愁を感じた。
自分の力で生きていかなくてはいけない。
それが掟。
カラスとかに襲われないといいけど…。
頑張れよ。
お互いにね。



