実験君リターンズ
数年前には、私のホームページに「実験君の部屋」というページがあり、主にパソコンの改造や始まったばかりのADSLサービスでどうやって速度を上げるかなどを実験していたが、中には紙おむつがどれほど水を吸うかとか、電化製品を分解したものもありました。
結構分解モノも多かったために、兄には分解君と言われていましたが、形あるもの、中を見てみたいという気持ちは少なからず誰しもが持っているでしょう。
紙おむつも分解しましたが、過去にはビデオデッキやフィルムカメラ、インクジェットプリンタや携帯電話、時計、ハードディスクなどいろいろと分解してみました。
我が家では、家電製品が原形をとどめたままで廃棄される事はほとんどありません。
そこで、今日の素材は写真の旧式デジタルカメラ、OLYMPUS CAMEDIA C-840Lです。
このカメラは、私の記念すべきデジカメ1号機であり、市販のコンパクトデジカメが100万画素越えとなった時代のものです。
1998年発売で、当時の購入価格は約55,000円でしたが、それでも値が下がってから買った記憶があります。
何台かデジカメを買い換えていく中で保存してあり、小学生の子供に気軽に写真を取らせるために使わせていましたが、棚の上から落下させて電池蓋を破損。
修理する必要もないので、今回の素材となりました。
ブルーの背景は、先日ネット通販で購入した撮影ブースで、安価だけどなかなかの優れもの!
さて、分解のスタートです。
↑見えるネジを取り外し、裏側のパネルを取り外したところ。
↑3段に固定されている回路本体とレンズ部、液晶パネルのついた塊をケースから取り外し。
フロントのレンズカバーに本体スイッチとフラッシュが付いているため、4本の電線でつながれています。
上面の金属板の下には、スマートメディアスロットがあります。
スマートメディアスロットは、今時のデジカメにはサイズが大きくふさわしくない事は一目瞭然ですね。
↑背面の液晶パネルモジュール。
左下にはSANYOの文字が。
↑デジカメのキモ、イメージセンサー部です。
1/2.7インチ131万画素CCDです。
↑そしてこれがイメージセンサーに付属の光学フィルターです。
薄いブルーのフィルターで、主に赤外線や紫外線などをカットする役割があるものと思いますが、4層のガラス製であり何しろ分厚い…。(そのまた上の写真参照)
こちらも今時のデジカメ設計では許されない厚みだと思います。
↑こちらはレンズユニットをイメージセンサー側からみたもの。
丸いものはオートフォーカス用のステッピングモーターでしょう。
モーターもでかい。
↑レンズユニットを被写体側からみたもの。
電磁石が付いていますが、おそらくシャッターを動かすためのものだと思います。
↑レンズユニットをオープ~ン!
個々の部品は小さめですが、ネジなんかで止めてあり、このあたりは手作業で組み立てたのではないかと思われます。
この時点で個々の画素は、接写リングを使って拡大しても見えないくらい小さい。
最近のデジカメは、同じ大きさにこの十倍の画素が詰め込まれているのであるから、いやはや技術の進歩は素晴らしい…。
↑液晶パネルモジュールも分解。
赤いケーブルのついて白い板がバックライトモジュール。
拡散シートやプリズムシートを挟んで手前真ん中の液晶モジュールで絵を表示する仕組みです。
↑全体はこんな感じ。
今回無謀な分解は行わず、あくまでドライバー2本で分解できる範囲に留めました。(液晶モジュール分解前)
よく見るとファインダー部にはプリズム(左下のほう)などが使われたりしていて、随所に伝統的な光学機器メーカーのこだわりが感じられるつくりでした。
それにしても、数年前に解体したフィルムカメラはメカ部品ばかりでしたが、こちらは電子部品がメインです。
ただ、各部品はコンパクトデジカメ用に洗練された感じでなく、電子部品もかなり点数が多いです。
最近ものはもっと集積化されて電子部品もすくないのでしょう。
写真は、1998年7月購入のOLYMPUS CAMEDIA C-840L。













