だからどうするの?って所は教えてくれないのね(笑)
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株のタイミングには「うねり」と「循環」の2つの種類がある
ダイヤモンド・オンライン
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株式投資を始めてはみたものの「なかなか勝てるようにならない…」「ずっと塩漬けにしたまま…」「手元資金が減っていくばかり……」という個人投資家は少なくない。本連載では、PR会社社長をやりながら、株式投資家としても成果を上げている上岡正明氏が、最新刊『うねりチャート底値買い投資術』(ダイヤモンド社、12月16日発売)の内容をもとに、勝てる投資家になるための考え方や具体的な方法について紹介します。
あなたが繰り返し実践できる技術に集中する
株で稼ぐためのルールがシンプルというと誤解されるのですが、とにかく売買においては、自分が実践できるルールをもつことです。
では、株で利益を出す方法は何かといえば、それは「安いところで買って、高いところで売る」です。
難しい知識や理論よりも、タイミングがすべてなのです。
それでも、投資家の9割が負けているのは、安いところで買えずに、高いところで買っているからです。
であれば、狙いを定めて、安いところを買えばいい。もっとも、わざわざ私が語らなくても、いろいろな株の本に、同様なことが書かれています。
しかしながら、ここでもうひとつ、大きな疑問があります。
どんな株の上級者でも、大底の一点を狙いすましたように買うのは、それこそ不可能です。ゴルフで毎回ホールインワンを狙うようなものです。
プロでもできないことが、はたして、私たちにできるでしょうか。
株の初級・中級者は株価チャートの動きをマスターしよう
また、読者の方も、こう文句をいうでしょう。「タイミングが重要なのは知っている。それができたら、わざわざこの本を買ってはいないよ」
では、どうして、タイミングの大切さをわかっていながら、それが実践できないのか。それには、ひとつの大きな理由があります。
実はタイミングには、「うねり」と「循環」の2つの種類があります。
そのことを、これまで私たちは、あまり認識していなかったのです。
「うねり」とは、3ヵ月、あるいは6ヵ月、長くても1年程度の期間にわたる、株の動きです。
株をはじめると、だいたい数ヵ月単位で、株が上がったり、下がったりと、ジグザグに動いていることに誰でも気がつくはずです。
そのため、なるべく狙った株が、ジグザグの動きの一番下まで下げ切ったところで買おうとします。
チャートを睨みながら、ここぞというタイミングを狙うはずです。
株の初・中級者が安定的に利益を稼ぐためには、上下に動く、このチャートの動きを利用しない手はありません。
上達するためには、この基本のチャートの動きをマスターして、資金に余裕をもち、何回かに分割して売買をします。
株を保有しているだけで儲かってしまうタイミングとは
しかし、実は、このうねりのタイミングをマスターするだけでは、まだ完全とはいえません。株には「循環」という、もうひとつのタイミングがあるからです。
それをわかりやすく伝えるために、私の会社の社員の話をしましょう。
私の会社では、やる気がある社員に、株の売買を、経営者である私がみずから教えています。
誰でも最初は、失敗がつきものです。そのため、まだ資金力の乏しい若いうちからはじめたほうが、経験を重ねることができるため、動かせる資金量が増えたときに有利になります。
ですので、私の会社では、若いうちから株をはじめることを推奨しているのです。
さて、そんな私の会社に、4年前から株取引をはじめた若手の幹部社員がいました。ある日、そんな彼が、ニコニコしながら社長室にやってきました。聞けば、「私が見込んだ日本瓦斯の株価が、今日で4倍になりました」といいます。
ノートパソコンをのぞくと、たしかに日本瓦斯のチャートは、彼が買ったところから急激に上昇していました。
ガス事業の自由化、電力会社との事業提携など、優秀な経営陣による、業界の枠にとらわれない方針が市場に好感されて、大躍進の成長株に変貌を遂げていたのです。
彼の眼力はたしかなものでした。しかし、この時期、ほかの銘柄はどうだったでしょうか?
実は、2012年から2015年にかけてのタイミングというのは、東証1部2部にかかわらず、ほとんどすべての銘柄が、ひと握りの例外をのぞいて、軒並み急上昇した時期でもありました。
例外といっても、倒産危機など、企業として価値を著しく低下させている銘柄ばかりです。
途方もない借金を抱え、国有化も噂された東京電力(現・東京電力ホールディングス)でさえ、4倍近くにまで株価が上がっていました。
このことからわかることがひとつだけあります。
それは、株というのは、会社の実力や、投資家の経験に一切関係なく、保有しているだけで儲かってしまうタイミングがあるということです。
これが、もうひとつのタイミング、景気や政治に左右される「循環」です。
タイミングだけを狙うのは、ただのギャンブル
ここまで読んで、タイミングの大切さを知った読者の方なら、こう思うかもしれません。
「だったら、株の技術など関係ない。そんな面倒なことはすべてとばして、タイミングだけ見計らって、全資産を投資すればいいではないか」
たしかに、それも一理あります。
しかし、実際には、それは机上の空論でしかありません。なぜなら、それはもはや投資ではなく、ギャンブルでしかないからです。
循環というのは、将来ふりかえってみて、はじめて「ああ、あれがひとつの大きな相場だった」とわかるものです。
実際、目の前の相場に必死にくらいつきながら投資している最中は、そのことに気づくことはできません。ただただ、毎日、必死になって、チャートと格闘をしているだけです。
小さなうねりに乗ったり、乗り損ねたり。儲けたと思ったら、翌日には大損していたり。日々、そんな苦悩をしながら、気づいたら山の頂上にいて、ふりかえるとうねりに沿って山の峰々を登っていた……、そんな感覚です。
ましてや、今から大きな循環がスタートする最初の一日だ、などとわかるはずがないのです。
上岡正明(かみおか・まさあき)株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長1975年生まれ。放送作家を経て、27歳で戦略PR、ブランド構築、マーケティングのコンサルティング会社を設立し、独立。現在まで14年間、実業家として会社を経営する。これまでに、三井物産やSONYなど200社以上の企業ブランド構築、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントやPRなどを行う。起業する一方で、同じ時期に元手200万円で株式投資をスタート。以後、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機をなんとか持ちこたえ、株の保有資産1億円を達成する。現在も、会社経営の傍ら株式投資は継続中。独自に編み出した「うねりチャート底値買い分割投資術」で着実に利益を上げている。保有資産は、購入した不動産などを含めて1億5000万円をキープ。トータルでは1億円以上のプラスに。また、エンジェル投資家としての一面も持ち、スタートアップをはじめ、これまで500社以上の有望な会社に投資して株を保有する。多摩大学大学院経営情報学研究科(MBAコース)在籍中。学校法人バンタンJカレッジ客員講師、日本マーケティング学会会員、日本神経心理学会会員、一般社団法人日本行動分析学会会員
※次回は、12月26日(月)に掲載します。