扉をたたく人 | アミのバンザイで行こう!

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泣いても笑っても時間は止まりません。


ならば、全ての出来事を『バンザイ』で迎えてみる。



藤重亜美 日々のバンザイ日記です。

数日前に 恵比寿にて 映画『扉をたたく人』を見てきました。


妻に先立たれた大学教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は

コネチカットで暮らしていました。


ある日、マンハッタンの別宅の扉を開けると、

なんと、見知らぬ移民のカップルが住んでいたのです。


一度は追い出すものの、部屋が決まるまで、と

3人は共同生活を始めます。


シリア人の移民青年タレクと出会い、

ウォルターはミュージシャンのタレクに“ジャンベ”と呼ばれる

アフリカン・ドラムを習い始めます。


二人の友情が、どんどん深まる中、

突然、タレクが不法滞在を理由に拘束されてしまいます。


ニューヨークを舞台に、大学教授と青年が、

アフリカン・パーカッションを通じ友情を深めていく様子を描いた作品です。




見ている間も、見終えてからも

本当に色々と考えさせられる1本でした。


人間とは、こんなにも無力なものなのだろうか・・・

と、思う瞬間があったり

人間とは、こんなにも強い生き物なのか・・・

と、思う瞬間があったり


今でも ラストシーンが 忘れられません。


大学教授のウォルターは、タレクと出会い

チャーミングさ、秘めた力が引き出されたような気がします。


人は人に出会い

こうして変化していけるのだなあ・・・。


変わるなら 素敵に変わりたい。


そして 自分自身もまた

誰かのいい部分を引き出せるような人間でありたい。


そんな事も思ったのでした。


もっともっとジャンベの音が聞きたかったな。


ジャンベは心臓の音みたいでした。

生きた音を聞きに あなたも 見てみては??