ごぶさたです。


少しばかり忙しくしてたのと、ちょっと気分が進まなかったので更新をさぼってしまいました。


ひさしぶりの活動ネタになりますね。


最近はというと、やはり脳性麻痺児への必要性を強く感じており、それに重点をおいて活動しています。


今まで活動してきて、「伝えたくても、伝わらない」、「伝えたくても、伝えることができない」といった思いをすることばかりでした。


「やっぱり言葉の問題は大きいなぁ」と悩むことばかりでした。


そんな経緯もあり、最近は母親に対して手紙を書くようにしています。


言葉で伝えるのはどうしても難しい。ホント伝わらない!


数日関わりながら簡単に評価して、「病気の特徴」、「治療の考え方」、「行って欲しい運動」、「注意点」などを簡単な文章にして渡すようにしています。


自分のロシア語が正しくない部分も多いと思うので、それでも不十分な事は多いですが…。


反応がイマイチだったりすると、「ここに書いているのは、こんか感じだよ」なんて一つ一つ説明しながらって感じで行ってます。


ただ全員の患者さんに行うにはどうしても時間がないため、毎日来られる患者さん。そして日本人の自分の言う事を聞こうとしてくれる母親に限られてしまうのですが。


自分の伝えたい事をロシア語にするのも大変な作業です。


まず日本語で内容をまとめて、それからロシア語にしていくので、平気で2~3時間かかってしまいます。


正直ちょっとキツイ…。


夜中までやったりする日もあったりで、「俺は実習生か」なんて思ってしまう時も。


ほんと、学生の時の臨床実習を想い出してしまいます。


同僚は自分のこの手紙作戦が気になるようで、毎回お母さんに渡した手紙を読みます。


ただ正直これは想定内の事であり、狙っていた反応でもあります。


自分が直接言ってもあまり聞く耳を持ってくれないので、手紙を読むことで「こんな考え方もあるんだぁ」なんて感じてくれたらいいかなって思ってます。


ただ少し問題も。


何かというと、「どこまで手紙に書いていいのか」ということです。


この国では医者が正しい予後予測を説明しないことがよくあります。


つまりどこまで説明していいのか悩みます。


運動障害に知的障害を合併しているケース。


自立歩行どころか、一人での座位保持も困難だと予想されるケース。


入院期間が少ししかないので、自宅で行って欲しい事もたくさんあります。


変形などが起こってくる可能性に対しての予防方法など。


難しい問題です。


母親がちゃんと障害を受容しているならいいのですが。


今のところあまり書きすぎない方がよいのかなと思っています。


今月にはJICAの職員を含めて話し合いを持つ予定があります。


その時に患者さんの部屋を訪問したいとの意見を出して、以前から考えていた訪問活動を行えるようにもっていきたいと考えています。


なんだかんだでキルギスに来て10ヶ月経ちました。 早い!


あと1年と2ヵ月もないので、少しでも障害児の役に立てたらと考えています。



みやのぶろぐ “something like that” 

みやのぶろぐ “something like that” 

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