おことわり

このブログでは、あまり否定的な意見や、批判的な事は書かないようにしています。しかし今回は個人が思った事を素直に書いてますので、若干の否定的と捉えられる文面や、下品な表現がみられると思いますが、ご考慮していただけたらと思います。

「そんなzakizakiさん見たくなかったわ!」なんて思われる方は、ドーンとパスしてくださいね。



8日。朝起きると、どうも腹部の調子が良くない。
トイレに行くと、やっぱり下痢だった。

お腹も痛いし食欲も無かったんで、この日はホームステイ先のお母さんに事情を話して、朝ゴハンを無しにしてもらった。

お母さんに「понос?(下痢か?)」と聞かれたんで、「да (はい)」と答え、お茶を飲んでいた。

すると、どうもお母さんの不思議な行動が視界に入ってくるではないか。

「あれはおそらくウオッカだよなぁ」なんて思っていると、ウオッカに茶葉を入れたと思われる、茶色い液体が登場してきた。

そして当然のように飲むように勧められ、断わる事も出来ずに、スプーン1杯分が俺の口の中に消えていった…。

当然、美味しいわけもなく、テンションは下がっていく。

キルギス人がお腹の調子が悪い時に、ウオッカを飲むって話は聞いた事があったし、お母さんの優しさだと思ったからこの時は「もう、2度といらん」って思った。
しかし、この先再び出くわす事になろうとは…。


この日も日本センターで語学の勉強があった。腹部に若干の不安はあるももの、お守りを首からぶら下げて、いつも通りマルシュで向かう事に。

幸いマルシュの中では腹痛がくる事なかった。
マルシュを降りて一安心し、残りの道を歩いていると、ガツンと腹痛が襲ってきたではないか。

「これはヤバイ」と思い、日本センターへ辿り着き、用を済ませたはいいが、この後も腹痛は続くのだった。

教室に行くも、座っているのがツラい!
授業が始まるまで少し時間があったため、椅子を並べて横になっていたが、いっこうに調子は戻らない。

あっという間に授業の時間となり、調子が悪そうな俺を、先生とクラスメイトが心配してくれた。

「у меня болит желудок (お腹が痛いです)」と説明する。

俺は「ただの下痢だろうし、1~2時間横になって休ませてもらえたら十分」っくらいにしか思ってなかったが、2人が過剰だよってくらい心配してくれて、おまけに薬も買って来てくれたので、半ば強制的におとなしくタクシーで帰る事に。

家に帰り着き、お母さんに「今日は休むように言われた」と説明し、部屋で休む事にした。

腹痛で今日は授業を休んだ事を、調整員の方に連絡した。

腹痛と下痢が主な症状であること。
吐き気や熱はないこと。

「キルギスでは珍しい事ではないと思うから、ゆっくり休養して下さい」との事だった。

数時間寝たが、調子は変わらず悪いままだ。

ノドが渇いたが、すでに手持ちのミネラルウォーターは空になっている。
かといって、水道水を大量に飲む事はなんとなく出来ない!

家から歩いて2~3分の所に小さなバザールがあるんで、そこまで買いに行こうかと思ったし、それくらいの体力はまだある。
しかし買いに行くは良いが、この家はオートロックなため必ず誰かに開けてもらわなければならない。

この家では料理や飲料水として普通に水道水を使用しているし、ミネラルウォーターを見た事がなかった。

そんな家族が、体調が悪いと言いながらも水やジュースをぶら下げて帰って来た俺を見たら、家族はどう思うだろう?

「キルギスの水道水をこの日本人は飲まないんだ」、「腹痛なのに何をコソコソやっているんだ」、なんて思われてしまうのではないかと思い、動くに動けなかった。

そんな時、弟が部屋に入ってきた。
「これはチャンス! 出かける事を伝えておけば、気兼ねなく帰って来れる!」と思った俺は、「ジュース飲みたいから、そこのバザールまで行って来るね」と告げると、「почему(なぜ?)」との答えが返ってきた。

こっちが「почему?(なぜ?)」である。

そんな答えが返ってくるとは思ってなかったもんだから、一瞬ビックリしたが、「ジュースなら家にあるから、それを飲んだらいいじゃないか」の意味での「なぜ?」だったようである。

家族はホントに優しくしてくれるのに、なかなかその優しさに甘えられず遠慮してる俺がいると思い、ちょっと反省した。

ありがたくリンゴジュースをいただくことにした。
グラス3杯、カロリーにすると150~200kclくらいか。

おそらくこれが、この日の総摂取カロリーと言っていいでしょう。

そしてその後は、ベッドで横になり休み続けることにした。



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