こんばんは~
誰も待ってないとは思うんですが
先日の本のご紹介の続きです
ちょっと真面目~な内容で
しかも長くなったので
興味のない方はスルーしださいね~
「はなちゃんのみそ汁」
闘病しながら子育てをした方の本ですが
もうこのはなちゃんが本当に凄いんです
はなちゃんが5歳で、お母さんが亡くなって
お父さんがもう力なく落ち込んいて
朝食をつくれなかったとき
すでにお母さんから仕込まれていたはなちゃんが
一人台所にたって
かつおの削り節をつくって出汁をとり
豆腐を小さな手の上で切って
お味噌汁を作ったそうです
5歳ですよ!!!・・・5歳!!!
まだまだお母さんにもお父さんにも
いっぱい甘えたいお年頃
だけど彼女はとても大人で
落ち込んだお父さんの支えになっていくんです
もともとしっかりした女の子だったようですが
お母さん、お父さんの子育てが素晴らしいと思いました
お母さん、千恵さんは
自分がはなちゃんにしてあげられることや、遺してあげたいこと
本当にいろいろ考えられていたと思います
普通に考えてみてください
まだほんの4,5歳の子どもに
自分の余命があと少しだとしたら
あなたなら・・・
何を伝えますか?
何を遺してあげようと思いますか??
もちろんたくさんの溢れんばかりの愛情を
注げるだけ注いて
たくさんのハグやキスをしてあげたい
私なら・・・
それくらいのことを思いつくくらいかもしれません
少し長くなりますが本を引用します・・・
私は、がんになった後に、ムスメを授かりました
だから、この子を残して、死ななければなりません
がんになってもならなくても、死ぬ順番は、私が先に決まっています
逆になってはいけない
だとすると、心残りがないように、死ななければなりません
彼女は、私がいなくなった後、生きる上で必須科目となる家事はできるだろうか。
今ムスメに手伝わせている家事は、
洗濯干し、洗濯たたみ、
風呂洗い
靴並べ
掃除
保育園の準備
タンスの整理、自分の服の管理など
~一部省略~
だから厳しいと揶揄されようとも、彼と彼女が自分の足で生きていけるようになるまで
心を鬼にして、しつけをするまでです。
そして日々祈るのです
大切な人々が毎日元気でいることを
それぞれの家族が、できるだけ長く、幸せであることを。
それほど真剣に
まだ小さかったはなちゃんに
向き合わなくてはいけない状況だったのですよね
普通にのほほ~んと
子育てしてきた私には思いもよらないことです
さらに千恵さんは書いています
天から私たちのところにやってきてくれた宝物だから、
十数年後には、きちんと社会にお返しできるように、
心をこめて育てなけれぼ・・・・
勉強もスポーツも何もできなくてもいいです。
人様にご迷惑をかけることなく、
元気で幸せに生きていてくれたら、それで満足です
これって・・・
子育ての原点だな~って思いました
勉強ができても、スポーツができても
それだけでは立派な大人にはなれません
誰に迷惑をかけることなく、
人として、
きちんと自分のことを考えて、判断し、
自分の足でちゃんとたって、歩いていくことができる
そんな大人に育て上げ、社会に出て行くのを見守ることが
親の子供にしてげられることとで
一番大切なんじゃないのかなって思います
5歳になったはなちゃんに、朝食の準備をさせるようになった千恵さん
ヘルプはしても、包丁を持たせることもしたそうです
見てるだけでも、ひやひやして、疲れてしまいそうです
でも、できることは、何でも自分でさせしょうとていました
裏返しで服を脱いだら、裏返しで彼女のところに戻し
自分でやり直しさせます
保育園の準備は、一切手伝いしません
家事の手伝いも、できる限りさせます
ムスメが一人でもたくましく生きていけるように・・・・
子どもの為だと思ってやっていたことも
それって本当に子どもの為なのかな
心配だから
失敗したら子どもがかわいそうだから
でもそれって
本当は誰の為の心配で
誰の為の手助けなんだろう
この本を読んで
食生活大切さももちろん勉強になったのですが
子どもを育てるということに
これほどまでに真剣に考えたことがあったかな
・・・と
ものすご~~~く自分を振り返ってしまった私です
長くなってしまいましたが
ちょっとでも興味を持っていただけたら嬉しいです~
ぜひ、はなちゃん、読んでみてくださいね~