さて、今回からは科学の勉強をしていきます。
武田邦彦さんの「もうだまされない!「身近な科学」50のウソ」という本で学んでいきます。
私達は疑いもせず、「地球温暖化は環境に悪い」「温室効果ガスを削減しないと」という風に考えます。
学校でもそう勉強します。しかし、これは事実ではないようです。科学者の視点で解説されている真実を知っていきたいと思います。利権で動いていることが多いようです。
巷で言われていることに対して、それが嘘である理由をまとめていきます。
①地球が温暖化して、異常気象が増えている。
→科学的にCO2が原因で地球が温暖化しているとは立証されていません。
気温が上昇しているのは、ヒートアイランド現象が原因。大量のアスファルトやコンクリートに覆われて、熱が発散しにくくなり、人も多く冷房などのエネルギーも消費します。都市化が進めば進むほど気温も高くなるということです。
もし本当に地球が温暖化しているのであれば、まず空気が温まるから地表よりも上空の方が温暖化が激しいはずですが、人工衛星を使った調査によるとここ30年ほとんど変わっていないようです。
→異常気象が増えたかどうかは断言できない。マスコミが史上最大とよく言うが、観測地が増えたので、その分史上最大も増えていると言うわけ。台風の規模は、この100年で小さくなっている。
②海水の温度が高くなり、海面が上昇している。
→空気が暖まったから、海水温が上がるというのは考えにくい。空気と水では熱容量が3500倍違うから。
もし、海水温が高くなるとすれば、それは太陽の輻射熱によるものです。
→ツバルが上げられることが多いですが、ツバルが沈んでいるのは、海面の上昇ではなく島の一部が侵食されているから。
元々ツバルはサンゴ礁でできた海面ギリギリの島でした。しかし、第二次世界大戦中にアメリカ軍が上陸し、滑走路を作るため島全体を埋め立てました。これが原因です。埋め立てた際に海水中に打ち込んだ杭が、60年という歳月でだんだんと崩れてきいるのです。逆に、ツバルの海面は9センチも低下しているそうです。(ツバル気象庁より)
→温暖化すると南極の氷は増える。
南極は現在−40℃ですが、ここから温暖化で気温が5度上がっても気温はまだー35度です。いくら温暖化で前より暖かくなったと言っても−35度ですから、当然氷が溶けるはずがありません。一方、温暖化で南極周辺の海の温度が0度から5度に上がったとすると、海水の蒸発力が増え、これが上空に上がって冷やされて雪となって降ります。つまり温暖化すると、南極では氷は溶けずに雪が増えることになり、結果として南極の氷の量も増えると言うことになるわけです。
③節電は地球温暖化に役立つ
→少しくらいの節電はほとんど効果がない。日本はCO2が溶けやすい海洋に囲まれた島国なうえ、夏には台風がやってきて、日本中の空気を掃除してしまうから。偏西風も吹いている。多量のCO2を出したとしても、偏西風に乗って太平洋へ運ばれ、雨によって海に溶けてしまう。
大変興味深い科学的意見でした。異論があればお願いします。
次回は、エネルギー問題について学びます。流行りの再エネです。