目撃者 マグダラのマリア | 6年担任のための歴史学習

6年担任のための歴史学習

教科書だけでは分からない小学生のための歴史を解説しています。
もちろん、どなたでも閲覧ください。

 

イエスの弟子 マリアの目線で語られます。

 

マリアは7つの悪霊に取り憑かれていました。

イエスによって悪霊は取り払われ、自由になりました。

その瞬間、イエスはマリアの師となりました。

 

イエスは生き方を教えてくれました。

 

受難物語でマリアの行動が目立ちます。男性よりも疑われない女性が動きやすかったそうです。

受難物語とは、イエスの十字架の処刑死に至る、一連のことです。

 

十字架は自分で運びます。とても重いものだったようです。

イエスはゴルゴダ(エルサレム城壁外の罪人が磔られる所)で十字架にかけられます。

 

マリアは戦うこうとはできないが、証人になろうとします。

母マリアも立ち会いました。

 

この物語の中、一番残酷で目を背けたくなる場面です。

十字架の処刑はローマ式のもので、大変残酷です。

処刑台で、数時間〜数日苦しみながら死を待ちます。

言葉では言い表せない苦痛です。

 

しかし、イエスは

「父よ彼らをお許しください。自分が何をしているのか知らないのです。」という言葉を残します。

イエスが地上に来た理由を端的に表すものです。

 

我が神 どうして私をお見捨てになったのですか

 

イエスが息を引き取る日、空は今までにないほどの暗闇でした。

その場にいた誰もが、神の子であったことを受け入れざるをえませんでした。

 

ユダヤの有力者であるアリマタヤのヨセフは、イエスの遺体を埋葬するため

引き取りたいと願い出ます。これは、磔にされた者を引き取るのは異例なことでした。

ピラトは許可します。

 

マリアはイエスの体に香油をまだ塗っていなかったため、墓を訪れます。

香油を塗ることは、宗教上だけでなく親しい者の務めでした。

 

しかし、墓へ行くとイエスの遺体がありませんでした。

墓荒らしにあったと聞き、ペテロとヨハネは墓へ向かいます。

イエスはいなく、遺体を包む布だけが残っていました。2人はこの場は危険であると立ち去ります。

マリアは残って、泣いていました。

 

マリアが立ち去ろうとすると、神の遣いである天使が石の板の両端にいました。

しかし、悲しみのあまり天使を受け入れません。

マリアが、墓の外に出ると声がします。イエスです。

 

イエスが復活したのです。

まだ、父の元へ上っていないと。復活した主であるとマリアは理解します。

 

イエスは、神の元へ上ると言います。

復活したことを弟子たちに伝えなさいと。

 

 

 

衝撃的な回でしたね。胸が締め付けられました。

この話は、信者が作り上げたものではない。と研究者の方が仰っていました。

疑うではなく、信じることが信仰であると思います。