2021年の菅政権で携帯電話料金の見直しが行われた。

これと同時に固定の通信回線の乗り換え時にかかる契約違約金も廃止されている。


ところが2022年7月以前の契約にはこれが適用されない。

光回線の契約は通常2~3年となっていて契約期間満了の1ヶ月間に切り替えれば違約金がかからない。 

なのでこの時期を見計らって契約を切り替えることにした。 

契約を一度変更してしまえば、その後違約金は発生しない。


 自宅の回線は「auひかり」


いろいろ調べると「auひかり」は割と優秀だということがわかった。

大手キャリアは太い回線を持っているので通信速度が安定しているところが多い。「auひかり」は元々東京電力の「TEPCOひかり」を譲り受けたものなので東電が引いた独自の回線を持っている。


ドコモなどは大きな回線を持っているもののユーザー数も多く他社の乗り入れを受け入れているので地域と時間帯によっては混雑することがあるらしい。 


 取り敢えず自分の回線の契約満了時期を確認する為にauに電話した。


 回線の切り替えを検討していることを告げると、引き留め工作で2年間月額1000円を値下げしてくれるというのだ。 

正直、この値下げについてはYouTubeで事前に知っていたのだけれど、契約満了が2026年の4月ということなので値下げを受け入れて継続することにした。

 2年間で24,000円の値下げは嬉しい。


これを機会に自宅のネットワーク環境も見直すことにした。

 まずはパソコン本体が古いので新しくする。


最近、iPhone 15も購入したので、できればWi-Fi6の環境を構築したい。


なんて思っていたら、auから新しいホームゲートウェイ(Wi-Fi6対応)を送ってくれるという案内が届いた。恐らくこれも引き留め工作の一環ではないかと思う。(あまりにもタイミングが良すぎる)


折角なのでWi-Fiルーターも新しくすることにした。

Wi-Fi6にすると何が嬉しいかと言えば、通信速度が速くなるのはもちろんだが、通信の渋滞が起きにくくなることだ。


現在自宅のWi-Fiに接続されている機器は・・・ノートPC×1台、デスクトップPC×2台、スマホ(Galaxy)+スマホ(iPhone)タブレット(Huawei)、ドアホン、給湯器、ガスコンロ、エアコン、ネットワークカメラテレビ×2台、DVDレコーダー×2台 

合計:15台


改めて数えると台数の多さにビックリ。

台数が多くても同時に通信することは限られているのでWi-Fi6に替えたところでどこまで効果があるかはわからない。 


 まずは現状の回線でどこまで速度が出ているか実測してみた。 


 ノートパソコン(無線)Download:53.2Mbps、Upload:56.1Mbps 

デスクトップパソコン(有線)Download:93.5Mbps、Upload:93.2Mbps


速くはないけどYouTubeを見るくらいなら全然問題ない速度ではある。


 2.4GHz、5GHz、6GHzそれぞれの電波状況も調べてみた。 



Wi-Fiルーターを新しくしても隣家の電波と重なると遅くなるのでなるべく空いているチャンネルを使うと良いらしい。 しかし、空いているところがない。



5GHzは割とよいポジションが取れている。


 さすがに6GHzは周囲での利用が見当たらない。


そしてホームゲートウエイ、Wi-Fiルーター、6E対応のノートパソコンを新しいものに入れ替えた。


更新後の速度を計測してみた。


既存ノートパソコン(無線)Download:60.6Mbps、Upload:45.8Mbps

デスクトップパソコン(有線)Download:93.4、Upload:93.9Mbps


残念ながら既存のパソコンではネット環境を変えたことによる効果は殆ど見られない。

そもそも5GHzのSSIDが表示されないので2.4GHzしか繋がらない。 

さすがに5GHz非対応とも思えないので原因は別途調査する。 


 そして、新しいノートパソコン(無線)は



Download:736.1Mbps、Upload:597.2Mbps


予想以上の数値に感激! 

体感的にもサクサク動きます。 


回線速度の速さが絶対条件にはなるが、いくら回線速度を早くしてもマシン性能が低いと速くはならないことがわかる。 


 CPU性能だけをとっても5年前と比べて10倍以上になっているので定期的な買い替えは必要なのかもしれない。