営業少林寺 第五房 | アムライズのブログ

営業少林寺 第五房

結構です ガチャ・・・



結構です ガチャ・・・



結構です ガチャ・・・

 

以下略

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結構です ガチャ(118回目)・・・





アポイント架電における、電話のガチャ切り。(通称「ガチャ切り」)



「ガチャ切り」は、若手修行僧の天敵として知られており、



営業界に君臨する三大魔物の一人に数えられている・・・・・・不倶戴天。





この日、一人の若手修行僧(性別 ♂)は、



魔物「ガチャ切り」と激しい死闘を繰り返していたが、



118回の死闘の末、



遂に、魔物の手に落ちた。



男の手からは、受話器がすべり落ち、



頭の中では、



ガチャ・・・ガチャ・・・という受話器を置く音が、



壊れたLPプレーヤーのように、永遠に再生を続けていた。





(以下男の心の声)



何故だ・・・何故なんだ・・・



何故アポが切れない・・・



俺の・・・俺の何が悪いんだ・・・



トーク内容なのか?・・・



声の調子なのか?・・・



それとも・・・それとも愛が足りないのか?・・・・



誰か・・・誰か教えてくれ・・・



誰か・・・俺を助けてくれ・・・



もはや・・・もはや俺は・・・



営業マンとしてやっていけないのではないか・・・



嗚呼・・・それ以前に、



存在する意味すらないのかもしれない・・・

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いや、



そうじゃない。



俺が悪いんじゃない・・・



相手が悪いんだ・・・



俺は悪くない・・・



悪くない・・・



そうに決まっている・・・



そうに決まっているんだ・・・



(以上男の心の声)





このように、



魔物ガチャ切りは、未熟な修行僧を見つけると、



その心の隙間から徐々に侵食し、



最初は精神を砕き、



次に自信を喪失させ、



やがては自分の存在意義にまで疑いを持ち込み、



最終的には、責任転嫁までさせるという、



狡猾かつ、冷酷な魔物である。





ちなみに、



マーフィーの法則のごとき圧倒的な事実であるが、



もちろん男が悪いのであって、相手は何も悪くない。



「ガチャ切り」されるのは、「ガチャ切り」されるだけの理由が、



その男にあるのであり、ただ未熟で青いという証明である。



男は己の失敗を静かに、そして冷静に受け止め、



克服していく心意気と、力を持たなければいけない。





多くの若手修行僧は、しばらくこの魔物と壮絶な死闘を繰り広げねばならない。



失敗は自分の責任であり、相手の責任では決してない。



魔物「ガチャ切り」との戦いを通して、



その心得にきづいた時に初めて、



修行僧たちは、頂上販売員(トップセールス)への階段の第一段目を、



踏み出すことになるのである。

                     

                     続く(たぶん)

                     

                     ※この物語りもフィクションです

作 田中



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