渋沢翁 | アムライズのブログ

渋沢翁

田Nです。



今日は、

渋沢栄一さんの



「孔子-人間どこまで大きくなれるか」 三笠書房



(うーむ・・・なんと仰々しい・・・)



渋沢さんと言えば、

日本の数々の有名企業の創設に関わった人物として、

(共同通信とか、キリンビールとか、帝国ホテルとか)

日本資本主義の祖とまで言われる人物であり、



企業経営は、

孔子の「論語」で出来ると言い切るほど、

「論語」の愛読者だった人らしいです。

「左手に算盤 右手に論語(反対かな?)」

と、

言ってるほどです。



この本は、

そんな渋沢翁が、

実際の論語に入っている格言(なのか?)を引き合いにして、

論語の解説、

及び経営の解説をしているという本です。



内容は、

極めて簡単

かつ、

解りやすい。



本好きの小学生ならスラスラ読んでしまう感じです。



堅苦しい文章ではなくて、

あくまで実体験などを元にした内容で書かれているので、

なんとも読みやすいのです。

言ってみれば、

「論語」の超入門書みたいな感じがします。



もちろん、

本文はいーことがいっぱい乗っており、

なるほどなぁ・・・

と、

うなることばっかり書いてます。



ただ、

僕的にそれよりもおもしろいのが、

渋沢翁が、

内容に絡めて行う人物考察がおもろいのです。



たとえば、

「子曰く、君子は器ならず。」

(君子と言える人は、器物ではなく、器物を使う人である)

という言葉を、

渋沢翁は、

大久保利通と西郷さんと勝海舟の三人を、

引き合いにだして述べるのですが、



大久保さんのことは、

なんとも正体がつかめず、

何を胸底に隠しているのか解らない、

まったく底の知れない人物として述べています。



西郷さんは、

非常に懐かしい感じがする人で、

外から見ると果たして偉い人なのか、鈍い人なのか、

ちょっと解らない人であり、

賢愚を超越した将の将たる人物と述べています。



それに比べて、

勝さんは、

二人に比べてよほど器に近いところがあった。

という風に述べています。



こんな風に、

歴史上の大人物と「生」に接してきた部分を、

サラッと内容に絡めてくるあたりが、

なんとも真実味があり、



おもしろいのです。



日本史はあんまり知らないんですけど、

ちょっと歴史の一面に触れた気持ちがし、

なんだか得した気分にさせてくれます。



そういうわけで、



この本は、

古典の経営本として、



また、

「論語」解説という教訓本として、



そして、

ほんの少しだけ歴史本として、



読める楽しさがあります。



たまには漫画や小説ではなく、

こうゆう本もいーなと思って、

のせてみました。



田N