今年見た映画ナンバー1は
宮崎駿作品「君たちはどう生きるか」で決まりかな~・・・・
と、思っていた矢先
それを覆す映画と出会ってしまいました!!!
何!?何???何の映画???
チョコレート?
首??
トット????
あの君!!!!???
一体どれなの!!??????
と、言う事でございまして!!
私が、先日出会ってしまった今年一番面白かった映画がこちらです!!!!
ババン!!!!
ゲゲゲの謎
で、ございますよっ!!!!!!
アニメか~いっ!!!
と、思われるかもしれませんが
なんとこちらR12指定でございますので、大人のアニメと言っていい映画なんですよね!!
わたくし、この映画は二回も観に行ったのですが、なんと二回とも大人(20~60くらい)しかいませんでしたからね!w
私が知っているゲゲゲの鬼太郎は戸田さんが声優をやっているってくらいの印象しかなかったので、映画でやると聞いた時も最初は「ふーん…」くらいの印象しかなかったんですよね。
だけどこの映画滅茶苦茶評判が良くてですね~…なんだか気になって来たんですよね、段々。
んで、到頭娘っ子も
「面白いらしいね」と言いだしたものだから
それならばこれもう行くっきゃねーな
って結論に至り、早速観に行ったと言うわけなのですが~…
いや~・・・
話題になっていたとはいうものの、この映画はっと、面白かったですよ!
一か月経過したのにまだまだ混んでいましたし、パンフはすでに売り切れていたし、なんならあまりの人気に23日から再び来場者特典つけるってくらい、いまだ注目されているんですよね!!
ワイら二回も行って貰ってないのにこれからの人は特典貰えるんか~いっ!!!
って心の声はバッサリと切り捨てときますがw
それにしてもここまでジワジワと人気があるって本物って事ですからね~・・・製作者たちの完全勝利作品ですよね!
監督も「この映画は口コミで広がる映画だと思っている」と、公開日に仰っていましたが、それだけ自信もあった作品だったのでしょうね~・・・納得。
そんな、映画ゲゲゲの謎ですが
現在上映中なのでネタバレしない程度に感想を述べさせて頂きますと~
小さな村から大きな国絡みまでの日本の「闇」を、コトコトコトコトコトコト煮詰めて凝縮した、って話しでしたね!!
だからまーある意味胸糞っ!
ですが、それを
「光」と思われていた「闇」の部分が、「闇」に住んでいた「光」の存在に浄化される、みたいなコンセプトも、まさに鬼太郎の真骨頂って感じもして、最後はスッキリと見終える事が出来ました!
最後の20分なんかわたくしずっと泣いていましたからね、しかも2回ともw
兎に角ゲゲゲの親父がカッコイイ!!!
いや待てよ・・・カッコイイと言うよりかは「素敵」って言葉が適切かな?
つーか、ゲゲロウ(目玉おやじ名)の物腰柔らかい話し方も良かったんだよな~…品があって。声優誰だろう?と思ったら、鬼〇の刃でムザンをやった方らしいですね。
聞くと「あー!確かに!」と思いましたけど、それまでは全然気づきませんでしたよw
片や毒気交じりの声の演出なのに、
今回は純粋で優し気な雰囲気だった分、気づけなかったところなのでしょうが
それにしても声優さんって凄いですね!他の声優さん達も凄く良かった!
にしても、、、
あの村の舞台はどこだろうな~?
様子から察すると西日本っぽいんだけど、だとしたら水木先生の出身地の中国地方辺りかな?
目を負傷する・している人の描写もやたら多かったので、
これはたたら製鉄の妖怪一本ダタラをホンノリかぐわせているのかな~…と、思ったりするのですが・・・どうなんだろう?
あ、
一本ダタラはもののけ姫のアシタカ、最後の姿なんじゃね?とも言われていますよ!!
妖怪って括りよりかは製鉄の「神」として祀っている話もありますので、妖怪扱いするのは難しい存在ではあるのですが
とにかく、この映画は色んな要素が盛り込まれていたので非常に面白いんですよね!!!
民俗学を多少かじった人なら特に
「むおぉぉぉおぉぅぅっっ!!?」
なるシーンがチョクチョク出てくるので、かなりムネアツなんですよ!!
勿論、鬼太郎を知らない人も今回の作品は十分楽しめると思いますので、お正月映画館へ行かれる方は是非候補にしてみてくださいね!
と、言う事でございまして!
話はガラッと変わる様に見えますが、本日は題名にも掲げました「民俗学」について少しやろうと思いますね!!!
「変わる様にみえる」と言いますのは、
民俗学って実は今回話題に上げたゲゲゲの鬼太郎ジャンルでもある「妖怪話し」として認知されている方が多いんですよ!
本来はそればかりではなく、民間の信仰や伝承、口頭、昔話、方言、童歌、日常性、神話等々、民間に広がっているものについて学び、語っているのを「民俗学」と言うのですね。
ここのブログで語っている内容も基本民俗学的なものが大半なんですが
その時調べている上で必ず出てくる名前の一人に
柳田国男氏
って方がいらっしゃるのですが、
この方こそが民俗学の父と言われる方で
様々な角度から日本を見ていた方でもあるんですよ!
遠野市とおの物語館
柳田国男氏を「遠野物語」で知る方が多いと思われますが、元々は兵庫出身の方で14(13とも)の時に兄のいる茨城県へ引っ越した後、都内に住まわれ晩年を過ごしましたので、元々岩手と縁はない方なんですよね。
んじゃなんで柳田さんは「遠野」と縁があったの~
ですが、
それには先ず柳田国男について軽くやりたいと思います。
先程も記しました様に、柳田さんは静養を兼ねて茨城の兄の家へ行くと、
暫くは学校へも行かず、医者である兄の本を貪り読んで暮らしていたらしいです。
ですがある日
地蔵堂でとある絵に出会うと、激しく感性を揺さぶられる事になります。
その絵とは
間引き絵馬
茨城県立歴史館 より
間引きとは、口減らしの事で
この絵を見た時国男少年は
「ここまで追い詰められるなんて…」
「なんとか飢饉を撲滅できないものか…」
と、胸を痛め、考えさせられたのだとか。
14歳の少年がですよ?シンプルに凄くないです?
私もこの絵を見た事がありますが、見た時「惨い」とは思いながらも、どこか「他人事」みたいな感覚がありましたからね。「昔は大変だったよな~…」みたいな。
そこまでこの絵に想いを寄せられたのは、柳田先生自身飢饉経験者だったからこそだとは思いますが、だとしても我々は、こういった先人たちの苦労や努力があって「今」こうして過ごせているって事は、絶対に忘れていけない事ですよね。
とまー、
そんなこんなで柳田先生はこの絵を見た後
人々が食うに困らないよう
「よし!豊かな農耕を目指そう!!」と思い
農政学を学ぶために発起し、勉強して東大に入っちゃたっていうんだから実行力と才覚が凄いわけですが
そんな柳田先生のパッションがあり、紡がれたからこそ
今回、ゲゲゲの鬼太郎で私は二度柳田先生に感動を頂くことになったんですよね~…感慨深い。
え?何でここで再び鬼太郎!!!?
と、思いますでしょ?w
と、言うのもね
やはり、
というか
当然の如く
水木しげるさんは柳田氏の民俗学の影響を強く受けていたのですね!!
遠野名物、河童と座敷童がチラッといらっしゃいますが
妖怪と言えば、水木しげるですが
その妖怪に興味を持たせたのは柳田国男だとしたら・・・
ゲゲゲ映画の感動は間接的に柳田さんに泣かせてもらったようなものだと思いませんか!!??って事ですよ!!
(100%映画製作者一同の賜物です)
それにしても
水木さんはどんな角度で遠野をご覧になったんでしょうね~。
本家の「遠野物語」は読みましたが、この本は知ったばかりなのでまだ読んでないんだよな~…機会があったら読んでみようかな。
そんな具合に、
遠野物語ではよく河童が出てくるのですが、
おしらさまで書いた伝承館の近くにある河童淵。
これは鳥取も河童で有名なんですね。
鳥取と言うか水木しげるで有名なのだと思いますがw
「水木ロード」に「河童の泉」って場所がありましてですね、ここがどーも隠岐の島町と接点を繋いでいるとかなんとかあるみたいで、この辺りの描写も今回の映画と似ているな~・・・、と感じたのでやっぱりゲゲゲの舞台モデルは、鳥取(島根・隠岐の島)で決まりなのかな?
まぁ、水木しげる100周年記念ですから舞台もそれに因んで作っていたとしても不思議な話ではないのですが、それにしても水木ロードも隠岐の島町も素敵だったな~、行ってみたいと思いましたよ!
話を戻して!
東大に入った後の柳田先生ですが、
卒業後は官僚になり(多分今の農林水産省)、その仕事の関係で全国各地を回る事となるのですが~
ここからでですよ!
「民俗学の父」と呼ばれる切っ掛けが生まれたのは!
仕事柄、全角各地を回り、そこに伝わる民俗話を耳にするようになると柳田氏はそれらに魅了されるようになり、それに纏わる様な人物とあれよあれよと交流を持つことになって、その流れの中で遠野市に住む佐々木 喜善(ささききぜん)と言う自称資料収集家と言う名の学者件・作家さんと出会い、そして「遠野物語」は出来上がっていた、って感じなんですよね!
伝承館にある記念館
なので「遠野物語」は、この佐々木さんから聞いた話を柳田先生が書いた本って感じなので、柳田先生のフィールドワークではないんですよね。
なんならランランの方が余程フィールドワー…
にしても、佐々木さん
「学者」と呼ばれる事をずっと否定していたらしいってのが興味持っちゃうんだよな~
一般的に彼は「学者」だと認知されていたのに、何故か本人はそれを頑なに拒否していたってのが気になるわ~
よく「謙虚も過ぎると傲慢」って言いますが
でも多分それとは違った意味なのだろうな~と思うんですけどね~…
ランランはどーも想定外の人物に興味をそそられるんだよな~w
えええ!!!??なんで!!!?
と、思わせてくれたらくれたほど興味持っちゃうw何故かw
でも、ちょっと変わりものくらいの人物の方が面白みもありますし、水瓶座時代は大衆的な物ってそんなに流行らなくなるでしょうからね~、皆さんもドンドン個性を出していこうではありませんか!
と、言う事でございまして!本日は
ゲゲゲの鬼太郎映画の話しから、民俗学についてチラッとやらせて頂きました!!
でもアレだね
今回このネタをやって思ったのは
民俗学的要素が盛り込まれているアニメは人気でるよな~・・・って事でしたね!
特にジブリはその最たるアニメですが
やはりこの辺りは日本人と言う、長い歴史と文化を持った民族が持つ血が、何かを感じさせるんだろうな~と、思いますね!
ただ一つ
鬼太郎映画で
「むむむむ~…」って思ったのは戦争の描写だったかな~…
でもこれは、いくら勉強しても私も空論でしたないので元々賛否を言えたものではないのですが
だとしてもこの映画はっと、良かったので
どんな形でもいいので、是非一度ご覧になって見て下さいね!
それにしても寒いですね~…
テレビを見ない私でも、流石に年末感出て来たから「やらなきゃ」な事もあるわけですが・・・
寒すぎて何もやりたくない上にずっと眠いんだよな~・・・
寒いと私っと、ポンコツなんですが、
お眠がまみあい、ただの駄々っ子になって現在娘っ子を困らせているのですが・・・w
あ!
そういえば
今年は電気毛布を初めて買ったんですが、非常に良いですね!!!!
しかも、思った以上に電気くわないんですよ!
何でわかるんだいっ!
と、申しますと
ほら、車中泊するために去年ポータブル電源買いましたでしょ?
それを使ってるから分かるんですよね!
携帯の充電と大して変わらない感じかな~?
だからね、
寒い時間に数時間使っても、昼間の暖かな時間にソーラーパネルで充電すれば、冬でもその分ペイできるので実質ただで温まれるんですよ!!
「かわいそ・・・一肌あれば電気毛布なんていらないのに、ね・・・」
と、思われるかもしれませんが
体温が高い為か、平熱が高い故か、
私の布団の中は異常に熱いらしく、娘っ子さえ小さい頃から私の布団に入りたがらなかったので、真冬でも一肌に頼った事のない人生なんですよね!!!!
「ばか!独り寝最高だわ!」
ε=ε=(⊃≧□≦)⊃<クッソ!
ええー…でも私手足冷たいからランラン湯たんぽ代わりにしたいな~・・・
(何度か言われた経験あり)
と、思われたそこのあなた!!!それはお断りだ!!!
私が望む添い寝人は、私より体温高くて私より寒がりな人だいっっ!!!
「そんな人はそういない」
と
いう事で
電気毛布ちゃんに癒されているってわけですが~
電モーちゃん、ずっと使えないのが難点なんだよな・・・・
(健康上よくないらしい)
だからタイマーにしているんですけどね
結局寒くて一回は目を覚ましちゃうんだよな~・・・不快。
ああもうこれ、沖縄に住むしかないのだろうか・・・・
と、愚痴りつつ
本日はこんなところで終わりたいと思いますね!!
にしても、、、
いつも余談が長いんだよな~・・・アテクシ
毎回スゴイ削ってるんですよ、これでも
ランランはきっと
「片目を瞑ってブログ書く方が丁度いいのかもな・・・」
と、意味深な事をつぶやいたところで今度こそ終わりたいと思いますね!!w
今年も残りわずか!
お互い体調には気を付けて過ごしましょう!
それではっ
本日はこの辺で!
ばいっ