2021年5月24日、朝8時56分








おはようございます

少し涼しい朝








この寒暖差というのはすごいね

今月から始まった朝ドラ

「おかえりモネ」では

主人公のモネちゃんが

気象予報士を目指すらしいのだけど








あ、余談ですが

このドラマ前に見てた



きのう何食べた?

のドラマの脚本家が手掛けていて

これに出てくる俳優の

内野聖陽さんと西島秀俊さんも出るねラブ







で、この間その朝ドラの中で

気象病という言葉が出てきて








低気圧が近づくと喘息や偏頭痛になり

梅雨になると関節が痛み出す

気温差や気圧の変化による血管の拡張

といったものは全て気象病と言われ

それが科学的に天気と関連したものであると

証明されているんだって








花粉症も気象病なんだとか

こうやって人間は本来

自然の流れを予測する力が

備わっているんだなぁと

なるほどね~








なので、結構寒暖差や天候の変化は

思っている以上に身体や心にも負担に

影響を与えている部分があるのでしょうね








そういう時ほど、ケアが大事だね








昨日はうって変わって

お日さまギラギラ~の中

お友達のA美さんのお宅へ








藍染の工房の夢を

着実に形にしているA美さん

その藍建てと呼ばれる

藍染に欠かせない染液の仕込みの

見学に行ってきました









めっちゃ、青空だった~

この雲、龍みたいに見えたラブ








灰を交ぜて作った灰汁と




藍染の原料となるすくもを混ぜ






発酵させていく







昨日は徳島県で藍染をされている
近藤さん夫妻が来られて
近藤さんご指導の元仕込みを







ここ数日が大切らしく
温度管理やPH値とか
とにかく藍ちゃんはデリケート真顔キラキラ







A美さんの藍工房が
どんどん楽しみになってきたラブ







そして、
藍建てが終わってランチをしながら
近藤さんの奥さんの話を聞いた







もう10年近く前に
私は近藤さんを一度お見かけした事が
あった






多才な近藤さんは藍染もできるし
腹話術もできる
他にも色々できる






持ち前のアクティブさや
様々な能力を持って
たくさんのボランティアや講演を
されている近藤さん







当時生涯学習で一年に数回
近くの公民館で講演を開催していて







私は子供がまだ小学生の時
毎年PTAの方で委員会を選ぶ時に
その講演を二回聞きに行くという
活動の委員会に、選んで入っていて







その時たまたま近藤さんのお話を聞いた







昨日、久しぶりに近藤さんが
話されているのを聞いて
おぼろ気ながら記憶が蘇ってきた







とにかくたくさん講演をしている
近藤さん
だけど、その私が聞きに行った
その日の講演の事を覚えてるようで







その日はたくさんの人が寝てたと(笑)
わ、私は記憶があるのでっ!
寝てなかったと信じたい滝汗







それで、ま、それは
慣れてらっしゃる
昼下がり心地よい声を聞いてると
眠くなりますから







で、それは良いんだけど

ハプニングが起きたんですよね









時間が20分余ってしまったと

それで話ながらどうしようと

思われてらっしゃったと

気付きませんでした







その時、突然自分が意図せず

ご自身の介護の話をしたんだと

恐らく何で私この話をしてるのかと

思われたような口振りでした








そんなことが初めて起こったので

私の地元でした講演のことを

覚えていたんですね








その介護の話を話すと

みんなが起きて食い入るように聞いた








その話の内容も昨日してくれて

その時、あ!聞いたわ!私!

と、思いました








私は介護というほどではないけど

他界した祖母が家にいて

一緒に暮らしていた頃でした

認知症が進んでいて

色々大変だった時







その話しというのは

近藤さんがお姑さんを

殺そうと思ったことがある

そういう話だったんです








坂道で車椅子に乗せた姑さん

その握りしめてる手を離したら

もう楽になれるかなと

一瞬思った日のこと








その話をしたら泣いてる人もおられ

すごく反響があってと







私は祖母の介護は

母もいたから、そんなにでは

なかったけど







やっぱり介護というのは

言葉には出来ない大変さがある

と、感じてました









一生懸命頑張ってる

同じ立場のお嫁さんや家族にとって

その近藤さんのエピソードが

その言葉だけで

心を解かれたように

私もまた、頑張れそうです








そんな言葉をたくさんの人が

かけてくれたといいます







たった一言で

すべて報われたり

心がスーっと軽くなったり

勇気付けられたり

そんな事がありますよね








私も少し前に長女と暮らしていて

自分も見えないうちに

心に負担があって

心も狭くなって







長女が話す言葉や態度に

すごくモヤモヤしてた時期があって








その時に誰かに聞いてもらいたいなぁと

思って、姑に電話をかけた事があって








そしたら、その時

長女のことを、うまく言えないけど

なんか私こう思って、みたいな

曖昧なニュアンスで話してたら







姑が、うんうんわかるよ

なんか、「えてかっていよる」

と、思ったんだろ!?って

言ってくれたんです








これは方言で

「えてかって」というのは

ワガママとか自分勝手がミックス

されたような意味で

「いよる」というのは言ってる

ってこと。







あぁ、その時

まさしくそれーーー!

って思って







ワガママ言ってるじゃなくて

勝手な事ばかり言うじゃなくて








その「えてかって」という言葉に

含まれるこちら側のたくさんのモヤモヤ

それらすべてまで

わかってもらえたって気持ちが

したんだと思う








本当にスーっと解けていって

目が覚めた気分になった








そしたら、もうそこから

何も思わなくなりました








私は病気なんだから!

って訴えてきた娘に

じゃあ私は何も言ったらダメなのか

と、思ってたけど







病気でも病気じゃなくても

娘は娘で変わらない

ありのままで良いんだと







ご飯の時しか起きて来なくても

起きなくても

それで良くなるのか??

ちゃんと規則正しくした方が

良いんじゃないのか?

とか、思ってたのも

何も思わなくなって







娘が元気な日も暗い日も

私は私になりました







天気のように目まぐるしく

変化する娘の心のうちを

あぁ、そうなんだねと

見守れるようになって








そう思うと今、娘は

本来の自然の姿に戻れてるんだなぁ

自然には抗えないものですもんね







すごい経験をしてるんだと

思えてきて

そんな風に見れるようになってきた








それは、あのお義母さんが

かけてくれた

「えてかって」という言葉に

救われたからだと思います







私も同じよ、わかるよ

経験した人のたった一言の力って

すごいパワーがあるんだなと

そこには理屈じゃない何かが

溢れ込んでくるんだなと








近藤さんの話を聞かせてもらって

自分も色々理解できたことが

ありました







だから自分の身に起こることって

本当に無駄じゃない

それがいつか誰かの役に立つ







逃げるは恥だが役に立つ

ではないけど、

逃げても良いんだ

この手を離したい

そう思っても良いんだ







そんな事は思っちゃいけない

とは反対側にあるそんな感情を

許せた時に

やっぱり見える世界も変わってくる

んだなぁと








10年も前に聞いた話の

裏側をこんな形で話してもらう

そして、その時の自分にではなく

その言葉は10年後の私の心に

届きました







すごい!人生って面白い!

感動でした







出会いは必然ですね








そう思うと今日も何が起こるか

わかりませんね







楽しみましょう





 


ちなつ