親の介護に子どもは人生を捧げるべき!?
*****
親の介護の話題がニュースにあったので
経験者として思うことがあるので、書いてみます。
お父さんの介護を始めて、彼氏に振られた
という話ですが
コメントを見ると、
その人のことは忘れて前を向こう
とか
ご縁がなかっただけ。もっと良い人に巡りあう
とか、しまいには
必ず神様が見ています
とか…
私は、7年母の介護をしました。
私の仕事もあり、やむなくある一時期だけでしたが、毎週3泊4日でショートステイに通わせたこともありました。
そうこうしているうちに、要介護度が上がり
母の記憶から、娘としての私は消え
母にとっての「お母ちゃん」だったり、「お姉ちゃん」だったり
私の立ち位置は変わっていきました。
その母の姿は、人から見れば、哀れで悲しくて、惨めにさえ見えたかもしれません。
でも、私にはとってもとってもいとおしかった。
介護を始めた頃は彼氏もいましたが
私から離れました。
彼も追いかけては来ませんでした。
友達もケアマネさんも、
私の人生を「母に捧げた」と言います。
でも、私は「捧げた」なんてミジンも思っていません。
逆に、これでよかったと、母を見送った今、実感しています。
この方のお父さんがおいくつなのかはわかりませんが
悲しいけど、いつかは「その日」がやってきます。
今を見るより、「その日」を前向きな気持ちで迎えられる生き方を選択されるのが一番だと
私は思います。
母に認知の症状が見え始めた頃、突然母から
何も分からなくなくなったら言えなくなるから、今のうちに言っとくね。ほんとに、ありがとう。
私は、母に抱きついて号泣しました。
コメントの中に、お父さん本人にどうしたいか聞けば?というのもありました。
自分の気持ちが、言葉にできるならそれもいい。
でも、親なら、ほんとはそばにいたいのに、娘のことを考えて、施設に行きたいと言われることもある。
介護は、人に相談して答えが出るものではありません。
自分がどうしたいか。
親に、どうしてあげたいか。
答えは自分の中にしかありません。
人に聞いて、自分を正当化する必要なんて一切ない。
たとえどうなろうと、自分が育てた我が子に対して
親は非難なんてしませんから。
それが、親子なんだと思います。
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親の介護の話題がニュースにあったので
経験者として思うことがあるので、書いてみます。
お父さんの介護を始めて、彼氏に振られた
という話ですが
コメントを見ると、
その人のことは忘れて前を向こう
とか
ご縁がなかっただけ。もっと良い人に巡りあう
とか、しまいには
必ず神様が見ています
とか…
私は、7年母の介護をしました。
私の仕事もあり、やむなくある一時期だけでしたが、毎週3泊4日でショートステイに通わせたこともありました。
そうこうしているうちに、要介護度が上がり
母の記憶から、娘としての私は消え
母にとっての「お母ちゃん」だったり、「お姉ちゃん」だったり
私の立ち位置は変わっていきました。
その母の姿は、人から見れば、哀れで悲しくて、惨めにさえ見えたかもしれません。
でも、私にはとってもとってもいとおしかった。
介護を始めた頃は彼氏もいましたが
私から離れました。
彼も追いかけては来ませんでした。
友達もケアマネさんも、
私の人生を「母に捧げた」と言います。
でも、私は「捧げた」なんてミジンも思っていません。
逆に、これでよかったと、母を見送った今、実感しています。
この方のお父さんがおいくつなのかはわかりませんが
悲しいけど、いつかは「その日」がやってきます。
今を見るより、「その日」を前向きな気持ちで迎えられる生き方を選択されるのが一番だと
私は思います。
母に認知の症状が見え始めた頃、突然母から
何も分からなくなくなったら言えなくなるから、今のうちに言っとくね。ほんとに、ありがとう。
私は、母に抱きついて号泣しました。
コメントの中に、お父さん本人にどうしたいか聞けば?というのもありました。
自分の気持ちが、言葉にできるならそれもいい。
でも、親なら、ほんとはそばにいたいのに、娘のことを考えて、施設に行きたいと言われることもある。
介護は、人に相談して答えが出るものではありません。
自分がどうしたいか。
親に、どうしてあげたいか。
答えは自分の中にしかありません。
人に聞いて、自分を正当化する必要なんて一切ない。
たとえどうなろうと、自分が育てた我が子に対して
親は非難なんてしませんから。
それが、親子なんだと思います。