今日は父の命日。
もう何度目の命日だろう。
高1の夏に逝ってしまった父を
今でも夜になると、仕事から帰宅するような気がする。
私の夏休みに入院し
学校が始まってすぐに逝ってしまった父。
大好きだったなぁ。
とっても気があって
なんでも知ってて
とにかく優しくて。
父の晩酌は、私がいつも相手していた。
学校であったこと
友達のこと
勉強のこと
将来のこと
好きな人のこと
い~っぱい話した。
私は、人として父を信頼していた。
高校受験の時も
夜中に部屋に入ってきて
「あんまり勉強するなよ」
って、親にあるまじき言葉をよく言いに来てた。(笑)
学校が休みの時は
少女マンガを買ってきて
「これでも読みなさい」って。(笑)
女の子のマンガを本屋で買う父を想像すると
ちょっと笑える。
父は高校の教師をしていたこともあり
私が聞く質問にはなんでも答えてくれた。
だから父に喜んでもらいたくて
運動も勉強も頑張った。
でも、父が亡くなって
私の心は行き先をなくした。
父の喜ぶ顔が見たかったから頑張れたのに。
父がいなくなった時
母と二人きり。
母は父に頼りっきりの人だったから
16の娘とたった二人
途方に暮れていた。
「もう死のうか・・・」
と言われたこともあった。
そんなことしたって、父は喜ばない。
絶対負けない。
絶対負けない。
そう思って、あの日から私はずっと走った。
走って、走って
いろんなことをあきらめて、我慢して
とにかく、生きるために走った。
そして、社内で早期退職の話が持ちあがった時
今の会社の状況、これからの自分のこと
半年悩みに悩んで
母とも相談して、とうとう私は退職した。
文系の私が、給料と待遇のみで入ってしまった理系の企業。
今こうして教える仕事に就いているのは
この時の経験があったからだと、私は思っている。
遠回りではなく
これが、今の仕事に就くための最短の道のりだったんだと思う。
ある時、デパートにいた1000円でみてくれる占い師に
「あなたは、今まで3回岐路がありましたね」
・・・
父が亡くなった時
就職した時
退職した時
のことを言ってるのか。。。
「すべて良い方を選んでますね」
あと2回岐路がありますが、それも全部良い方を選びます
自分のことを信じなさい
・・・・
あと2回
1つは、転職のことだろうな。
そして、もう1つ。
母を亡くしたことか。。。
今の私、母の死から
たぶん、まだ「一歩」を踏み出せずにいる。
この岐路
間違わずに乗り越えなくちゃ。
母に安心してもらえるように
そして、父に笑顔になってもらえるように。