モモさん
「ハァ・・・ハァ・・・うぷ・・・」
-モモさんの目前には何かの機械がある
某選手
「それでいいんだモモくん」
「回胴連の試合の抽選は強烈な幻覚を引き起こすほど
肉体・精神に影響を及ぼす・・・」
「それで モモくん君が今当てた番号何番だと思う?」
-モモさんの持つ紙の様な物には
007という番号が書いている
-バーサスとモモさんが対峙している
モモさん
(・・・お前も哀れだよな)
ジャッ
-モモさんが攻撃を仕掛ける
ギャギャギャギャギャギャギャ
モモさん
「・・・・・・」
(上あるのか?・・・・・)
ここまでは投資3K
モモさん
(ハッ)
-しかしながら並行スイカが全然来ない
モモさん
(俺が俺がアクロス打てないって知ってるよな)
(・・・俺は毎回養分-)
-モモさんは1度ホール内を見渡し、立て直し
-モモさんの左腕が
ポコチンと音を立てレバーを叩いていく
モモさん
!
「またかィ!」
「ビッグかッ・・・!!」
-膨れ上がる箱にメダルを入れ始めレバーに力を込めるモモさん
-そのまま倒れるバーサス
ド サァ
ここまでは投資3K
ビッグ6
バケ1
合算は1/100を切っているが
並行スイカ6/800
モモさん
「もう 決めてんだよ」
(どう打つか)
・・・
モモさんバーサスを打ちながらの回想
・・・オエエエ・・・
-出玉は付いてきているが
設定1のバーサスだと気付くモモさん
モモさん
「うう・・・チクショウ、チクショウ・・・」
-その時、後ろの方から声が聞こえてくる
※※※
「・・・・・・モモちゃん?」
モモさん
「Sさん・・・・・・? 」
「無事だったんですね・・・」
Sさん
「ああ・・・お前も・・・」
モモさん
「あんまり出てないんスね」
Sさん
「?」
モモさん
「後ろの方見るとSさんが見えるんで」
「それに、ホール内の雰囲気でなんとなくわかる」
Sさん
「・・・・・・皮肉だな、パチスロの為に生きてきた俺達が
こんな台に座るなんて」
「モモちゃん」
「俺はあきらめない」
「お前もあきらめるな」
モモさん
「・・・」
(・・・『あきらめるな』?)
-モモさんの脳裏に東電の支払いがまだ未払いだった事が浮かぶ
「・・・・・・」
-並行スイカ6/800を想い浮かべる
(何を?・・・)
モモさん
「俺は・・・もう、とりかえしつかねえです・・・」
回想終了
・・・
・・
・
-モモさんバーサスの台から離れる
ザッ ザッ ザッ タァン
モモさん
(アンタがずっと眩しかった)
-ホール内からコソコソ打ってる人達を見ながら
(眩しすぎて、目がくらむ)
みんなのパチスロの知識の正しさが
俺を苦しめる
-直後モモさんが気になる台を発見
モモさん
(気づいたんだ)
-俺はもうみんなみたいに設定6をツモることも出来ない
(設定1を朝からツモったら引き返せはしない)
-脳裏にボナ確率1/100で並行スイカ6/800で頭を抱え苦悩しているモモさん
(あの抽選で、モモさんは死んだ)
もう設定6なんて打つことなんてない
-ホールの通路でにうつ伏せで倒れるモモさん
(・・・叶うなら 時間を戻してぇな)
-東電の支払い用紙を頭にを浮かべ
(・・・・・・)
-バーサスで出た出玉を箱に入れてホール内闊歩
「・・・それが・・・無理になっちまったら・・・」
モモさん
「ヤケクソしかねえ」
(”ヤケクソ” ・・・ ”投げやり”とは違う)
(『たったひとつ』)
(選ぶ)
(”これだけは”ってのを)
(ひとつ定めるそれを-)
エウレカセブンA0
0Gから数ゲーム後
貫く!!
-凄まじい衝撃波が辺りを覆い
-モモさんの戦いを見守っているそのへんのババアにも衝撃波が襲う
ババア
「・・・」
モモさん
(・・・東電、喜べ )
(未払い料金さんが払ってやるぜ)
モモさん
(自分が設定6に座れない事に
気付いちまったら・・・)
設定不問で
出しゃいいだろ!!
モモさん
「やっと出した・・・「中段チェリー」・・・ドンピシャ・・・」
やっと薄い稼働内容に突入。