ミュージカルの巨匠、ジーグフェルド・フォーリーズの大スターだったファニーブライスの波乱万丈の半生をもとにつくられた大ヒットミュージカルの映画版。
主演はミュージカルでも主役を演じたバーブラ・ストライサンドで、彼女はこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞した。監督はローマの休日のウィリアム・ワイラー。 1968年作品。
ミュージカルだいすきな私にとっては、歌が少なくて少しがっかりした。でもバーブラ・ストライサンドの歌唱力は迫力があり、サントラが欲しいと思うぐらいよかった。
ファニーブライスは喜劇女優だ。おしとやかな美人で台本どおりにしか動かない女優たちの中、彼女だけは違った。
「毎日同じ朝食なのに急に違うパンが出たら これは何だ? てきくでしょ?そこなのよ。私はそのかわったパンよ!誰も知らないだけ。」
このセリフに彼女の人格がにじみ出てると思う。歌ばかり期待するより、彼女のセリフを味わう方が楽しいかも。
私の大好きな絵で、ヴァトーのピエロという作品がある。ピエロがこっちを向き、少し物憂げななんともいえない表情でこっちを見てる作品だ。彼女が喜劇女優の寂しさをふともらした場面のとき、その絵を見たときと同じ気持ちがした。
これには「ファニーレディ」という続編があるらしい。伝記映画に続編はちょっとやりすぎかなって思うけど…。
