精子提供を無償で始めた理由

 
私は精子バンクでの提供経験がある30代後半の既婚男性です。周囲に不妊症の知り合いが多く出来る事があれば協力したいと思い、また、たとえ一生会えないとしても子供を多く欲しいと思ったので、精子バンクに登録しました。

精子バンクの利用は費用的な負担が高く、これを理由に子供を持つことをあきらめてしまう方が多い状況です。

精子バンクでは、血液検査・感染症検査の費用は2万円ほど、ドナー(私)への謝礼は10万円でした。病院での人工授精は1回1万円くらい、体外受精でも20万円くらいのようです。あとの百数十万円は、精子バンク会社の人件費・利益になっています。
畜産業では、精液が5000円ほどで売られ、配達されています。処置は農家の人が自分でしています。精子バンクも、本当はこれくらいの値段で出来るはずですが、普及していないためか高額なままです。
 
そこで希望する方には個人的に無料で精子提供するボランティアを始めました。(岐阜からの交通費・送料・更新検査費積立金2000円(初回面談時のみ)・注射器105円・容器63円・梱包費105円・面談時喫茶代は実費負担してください。交通費については切符や航空券を買って送っていただいてもOKです。)

私から提供を受けるにあたり、次の点をご了承ください。
①提供方法は「病院での人工授精」か「注射器作戦(セルフ人工授精)」です
 受渡方法は「本人又は友人や親族への手渡し」「宅配」等です。
 
不特定多数の女性とセックスしたら、精子ドナー(私)の衛生水準が保てませんのでセックスによる提供はしません。ほとんどの産婦人科では子宮まで洗浄した精液を入れる人工授精を5000円~1万円でしてもらえます。また、病院に行かなくても、容器に入れてお渡し又はお送りする精液を、自分で針が付いてない注射器を使って膣内に注入すれば妊娠可能です(上の画像参照)。いわゆる「注射器作戦」「注射器妊娠」という方法です。簡単な方法ですが、これで妊娠される方は半分くらいいます。
処置方法は、「病院の人工授精 VS 自宅の注射器妊娠」を見てください。
受渡方法は、ご本人への手渡しでなくても、友人や親族の方が代わりに受取られても構いません。主に既婚者の場合ですが、ご本人が私に直接会うのはご主人に対して申し訳が立たないということで、代理人への受渡をされる方が最近多くなりました。
また、自分の精液を顕微鏡で調べてみたのですが、1日後でも精子が泳いでいましたので、宅配による提供でも妊娠できる可能性はありそうです。

②提供前に面談します(希望しなければ無しでも構いません)
メール・電話相談以外に、ご希望があれば提供前に面談をします。不安な場合は友人や親族と一緒に(又は本人が来なくても構いません)面談したり、場所を指定してください。面談場所は岐阜駅近辺、希望です。
他の人に提供のため地方へ呼ばれるときや仕事出張時に、ついでにお会いして説明することも可能です(もちろんこの場合は交通費は必要ないです。東海道・東北新幹線に乗ることは多いです)。

③検査について
私が精子バンクに指定された感染症項目(HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎)の検査結果を面談時に提示します。なお、再検査をして欲しい、又はこれ以外の検査もして欲しいという要望があれば受けに行きます(多くの自治体ではHIV、梅毒、クラミジアなどが無料で検査できます)。

④原則、最後までお互いに匿名です
宅配でも「営業所止め」にすれば住所を書かなくても送れました。
妊娠・出産後も連絡を取り合うかどうかについてはご希望通りにしますが、そのときも引き続きお互いに匿名でお願いします。

⑤性感染症をうつさない事以外は自己責任でお願いします
性感染症等の検査はいくらでも受けますが、生まれた子供の養育・家族との関係などは私は一切責任を負かねます。全て自己責任でお願いします。

⑥謝礼について
現在、日本では営利目的で精子を提供することについて法的規制は無いものの、「営利目的での精子・卵子・胚の授受・授受の斡旋」に罰則を伴う法律による規制を課すことを検討するとしています。また、私は営利目的ではなく、「たとえ会えなくても自分の子を多く欲しい」「子供が欲しいのに事情があって作れない人を助けたい」ことが目的で提供しています。このため、謝礼は出すとしても面談時の喫茶代・食事代(遠方の場合は移動時の弁当代)を持って頂く位で結構です。

自己紹介
名前(仮称) 廣瀬 弥
年齢 30代後半
住所 岐阜県
体重 75Kg
身長 175cm
血液型 O、RH+
学歴 大学院 卒業
仕事 航空機メーカー勤務
IQ 125

シングルマザーとして子供が欲しい方、男性不妊治療に実りがない方、女性同性愛者の方などにご協力します。
以下のフォームを利用して、

amthiroamthiro@yahoo.co.jp

までご連絡ください。

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お名前(仮名):
ご年齢:
ご住所(都道府県のみ):
提供前の再検査: 希望なし 又は 再検査希望(検査項目:  )
渡す方法: 宅配 又は 手渡し 又は 病院での採取
面談希望日または提供希望日:
将来、子供に提供の事を話す予定: あり 又は なし 又は 未定
私の本名提示: 不要 又は 必要(検査結果表と照合するため)
希望する理由・相談事項:(無くても可です)

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提供までの基本的な流れは以下のとおりです。
1.上記フォームを利用してメールをください
2.面談の日時、場所を決めます(交通費や宅配代などの費用額もメールします)
3.喫茶店等(時間が無いときは駅等で立ち話等)で面談します(希望日時:平日18時以降、希望場所:岐阜駅近辺、内容:検査内容の説明、提供を受けた方々の事例、注射器作戦の方法説明)
4.面談後、希望されれば再検査を受け結果を提示します
5.希望されれば提供予定日を決めます(面談直後の提供も可能です)
6.提供後、結果をご連絡いただきます(中断する場合でもご連絡下さい)
7.妊娠せず次回も希望される場合は次の提供予定日を決めます

長い歴史の中では人生はほんの一瞬です。我々の体や文化は先祖から受け継がれたものであり、これらを受け継ぐ子供を設けることはご両親等の願いでもあるはずです。
また、ご自分が出来ることには限界があると思いますが、子供ができれば果たせなかった夢や思いを託すことが出来ます。
子供を残せるのにそうしないければ、ご両親やご自身の最期のときに「自分の一生は何だったのだろう...」と本当に後悔するのではないでしょうか。難しいご事情の方も多くいらっしゃいますが、子供が欲しいという思いを是非優先させてください。

妊娠・出産は女性にとって人生最大の決心が必要な事と思います。精子ドナーとはいえ、数回メールして1回あっただけの男の子供を妊娠する事を決断することは、更に大きな決意がいると思います。それだけに、子供を産み育てようとされる方には大きな敬意を表します。