修理中の Lo-D HA-8700がようやく仕上がりました。

 
 結局、フォノは使用しない前提で電源供給カット、フラットアンプにも発信が見られるためバイパスして、パワーのみの29dBの利得のアンプ。ボリュームは東京光音の高品質品に交換していますので、ライン入力のみのボリューム付きパワーアンプということになります。

 計測の結果は、以下の通り。

・8Ω、音量ボリューム最少時の雑音

      Lch   Rch

フラット  1.1mV 1.1

Aウェイト 120uV 200


・8Ω、1W時の歪と雑音

       Lch   Rch

100Hz  -87dB -87

 1KHz  -80   -80

10KHz  -72   -72


 
 前回の計測値と比較して、各々10dBは改善しています。

 電源もコンデンサーも強力で、しかも左右独立電源。石の数は、HMA-9500
と同じです。回路はシンプルですから、音の方は心配ありません。

 予想通り、このMOS独特の素晴らしい高域の伸びを見せてくれています。