半年に一度の診察 | 息子よ…頸髄損傷なんかに負けないで!

息子よ…頸髄損傷なんかに負けないで!

2014年、8月に事故で頸髄損傷になった息子。
16歳で、胸から下が全く動けなくなり四肢麻痺、私達家族は、180度生活が変わった。これからの息子の生活とリハビリ、私達、家族がこれからどのようになっていくのかを書いてます!

頸(くび)の骨を2カ所骨折、神経をも断絶。
その手術をした急性期病院の診察がありました。

レントゲンで頸の状態を見るためです。

白く写る脊髄は神経が断絶されているところで、その断絶されている神経が上にあがってこないかを見る。
上とは脳に近くなる事で、
そうなるとどんどん状態は悪化する。
今、何とか使えている手や指も使えなくなったりするので、考えただけでも恐ろしい。



その病院の診察の為に、
1日前に帰宅した。
夕食、お風呂とゆっくりとしてもらおうと
私、めちゃくちゃ口笛張り切って食事中も喋る喋るてへぺろ

笑顔のある時間は幸せ!!

実感する日でした。

朝、病院に出発する前に洗濯を干して
お風呂を掃除していたら、

息子が
「お母さんって大変やなぁ」

「え?」

「僕、一人暮らしして洗濯干すだけでも
大変なのに、あれもこれもしてほんまに
すごいわ。」

って。

私、びっくりびっくりして、
こんな事言うなんて信じられなく、
事故する前は、
よく怒っていた、親の気持ちなど
分からず喧嘩ばかり🤛で
優しい言葉などありえなかった息子。
その息子が、
こんな言葉をかけてくれて
本人は何気に言っているのが、私には
とても嬉しく、成長したんだなぁって
思いました。

だから、中学、高校と多感な時期
家にいる事が嫌だったり、
親がうっとうしく思ったり、
会話するのもうんざりだったり、

そんな時期があっても、成長して
親の気持ちが分かるようになるのです。



もしかして、事故してなかったら?

成長を感じる事が出来ただろうか?

…と一瞬思ったけどやはり健康で
走り回ってる息子がいい

診察は、無事に何も変わらず、
ほっとOK
次回、来年の4月。