アムステルダム ソムリエ




きのう、買い込んだ風邪の為のマンダリン蜜柑オレンジパワードリンクシラーです。

蜜柑は直径4センチのミニ蜜柑、しょぼい~あせる。でも手で皮をむいて食べれる唯一のお蜜柑なんです。


パワードリンクは、めちゃ子供だましで60セントビックリマークビタミンEとB6が入っているけど、コーラが1ユーロちょっとだといえば、この安さも中身も想像つくというもの。ハンターが持ち歩く粉末オレンジジュースみたいな味です。日本の栄養ドリンクのレベルで考えるとめちゃ落ち込みます。でも、熱のある私の目には、パワ~ドリンクという文字がキラキラと光って見えたのです。オランダでは、誰も栄養ドリンクを酷使して無理に仕事をしたりしないのかな?


結局、昨夜は熱で体中が痛んでくたくたでした。風邪と仲良くなんて、やっぱりできない。。。明け方、濡れたパジャマで起きて、キッチンの引き出しをかき回して、インプロフェインをひっつかんで飲みました。それも「風邪くすりぃ、抗生物質くでぇ~。。。」と、ドラッグ中毒みたいなひどい形相で。。。だって、どう考えても、コーヒーショップがあったり、ソフトドラッグOKみたいな噂のオランダで、野暮風邪ごときに抗生物質が処方されずに、熱を出してふーふー延々苦しむなんてどうなのよ。プンプン このような忍耐には、理性の方がついて行けなくなるのですわ。カルチャーギャップを超えられない。。。


田舎生活をしていた時のホームドクターとは、彼が引退されるまでの長いお付き合いだったのですが、とても素晴らしい方でした。オランダでは、風邪や内科だけでなく、眼科も産婦人科も全部ひとりのホームドクターにお任せします。彼の診断で大事だと病院に送られるわけですが、大した事ない場合は全部ホームドクター。


この年配のお医者さん、田舎なので往診が多かったのですが、ある時、目眩がひどくて往診して頂きました。

「ここに一本線があると思って、その上を歩いてください。」と床を指されました。

私は、1メートルほど、ふらつかないように、真剣に歩きました。

「どうですか?」

「ふらつきます。やっぱり、ちょっと目眩がします。」

「奥さん!そりゃそうですよ。だってね、地球というのは廻っているんだそうですよ。ご存知でした?」

「・・・・・・・・ガーン。」


こんなジョークを言いに往診に来たお医者さん。いつも、どうにか患者をなだめるジョークを考えて過ごすのも、オランダ医者の心得なんでしょうか。”蘭学事始” 実は医者用のジョーク集ではないかしら?一度は読んでみたい本です。にひひ






オランダ医者のジョークに
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