アムステルダム ソムリエ  11時45分

アムステルダム ソムリエ  曇り空

アムステルダム ソムリエ  コーヒー3杯め・・


先週は、ヒーターの故障に遭遇しながら、いくつか気になっていた仕事が済みました。
最近時間がたつのが早すぎ。ろくな事もできない内に日めくりカレンダーです。美しいアドヴェントキャンドルの余裕すら見えません。でも、時間だけは一日24時間と公平にできているのですから、健康な人間、蛇口からちゃんと水がでる社会に住む人間は一番文句を言ってはいけない事ですね。


昨夜はまともな時間にベッドに行き、まともな時間に起きて、朝9時前アパートメントからアムステルダムの灰色の空を見ると妙に気持が落ち着きました。こんな空を見て気持がマイペースに戻って落ち着くなんて、何と言うか”華やぎ”という一言に欠けるマイライフ。。。


アムステルダム ソムリエ


でも、自然とエナジーを交換する(これは交換とはちょっと違うかも?・・)ことが、私には必要だと感じます。クリスマス前で人との交流も多い季節、きっと晴れ時々曇り、お天気の様に、人とのエナジー交換も自然とのエナジー交換もバランス良く必要なんですね。




昨日、スキンケア用品をUPした後気になってしまった事がありました。アニマルテストです。


アムステルダム ソムリエ


2003年にオランダは、国内での化粧品の為のアニマルテストを禁止しました。人間の女性が美しくなる化粧品くらいの為にアニマルを犠牲にしても良いというのは、どう考えてもオランダ人の感性には譲歩できないことだったのです。子供がイギ~ッって泣き出すような気持です。その時、EU内で賛成して同じ法規制をしたのは隣国ベルギーとUKだけです。今はドイツ、オーストリアが加わり、以来EUの化粧品会社自体がアニマルテストをしないという方向に努力して変わってきています。


オランダの税金は異常に高いです。北欧型とも言え、スウェーデン、デンマークなどと価値観が似てるかも。所得税は一番下のボックス、つまり初任給でも約34%からです。消費税は19%です。食料だけは6%に抑えてあります。医療、社会福祉は高い税金を払っているだけのことはあります。病気で体と気を病み、収入を心配しながら哀しい人生を送ることが人間的だとは、オランダ社会は考えないのです。

この高い税金が生む社会の良い所が、たとえばNonアニマルテストではないかと思います。人生で傷ついた時にこそ人間としての尊厳を保障しようと考える高税金高福祉の中では、生き物への尊厳を思うゆとりも自然にでてくるのではないかと思います。


生き物や傷ついた者への尊厳は、Taxなんて関係なく、昔から人も生き物もふとそう思う経験をしてきたはずです。それに国家としてピントを合わせてリードしていくオランダの政治は悪くないと思います。とられる時は嫌だし、手元に余り残らない訳ですから仕事のモチベーションもややぐうたら気味だと思うのですが、高税金もいいんじゃないかな。


2009年、来年からはアニマルテストをしている化粧品会社の製品輸入と販売も禁止です(実施にもたついて2013にずれ込んでいるのかも・・)。正直、どの会社がアニマルテストをしていて、どの会社がしていないのかは、分かりずらいことです。でも、オランダのコスメ会社ならOK。ここでは選ぶ時に気が楽です。スイスのラ・プレリー社も”Non アニマル テスト”の会社です。でも、まだ自分が気に入ったコスメが、Non Animal Testだとわかるとほっと胸をなでおろす状態です。


”わたしの美貌が、アニマルをひどい目にあわせているなんて・・・。Am I worth it?”
そう思う女性は多くて、ヘアケア商品で特に有名なフランスの大手化粧品会社が、EUのNon アニマルテスト規制法案に反発し訴訟を起こした時点で、多くのEU女性は、それより高価でも上のクラスで上質なNon animal testのコスメに乗り換えたか、安価でもオランダのメーカーに乗り換えたようです。Non Animal TestとDo Animal Testのコスメ会社のリストを発表している英語サイトもありますので、選ぶ時に注意してみようかなと思う方はキーワードを入れて調べてみるとわかります。


* アムステルダム ソムリエ  Non Animal Testの表示です。早く表示が見れるようになったらいいな~。





”誇りをもって美しくありたい”
コスメのNon Animal Testに賛成
オランダ人の考え方に一票を投じて頂けると
子供の頃から生き物が好きな私は、涙がでるほど嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ