Monaclockの大時計盤を使ったグレーイッシュ・ブルーのトール・ペインティングです。淡い甘めのベージュを薔薇に使ってとても素敵なGustavianのパレットをだしていらしゃると思います。筆と描き方ですが、四方の葉以外はトールペインター個人のオリジナルで、スウェーデンのフォークロアの筆ではありません。


右は、ステッチィー  です。刺繍には色んな呼び方があり大変な世界のようです。スティッチィーは、刺繍フェチが良く使う言葉で自分の事を指したり、刺繍の事を親しみを込めて呼ぶようです。今60代くらいの方は学校でステッチを勉強しました。アルファベット26文字を刺繍するのが普通だったようです。女性はたいてい赤い刺繍糸を使い、今でも大切に持っていて古い手紙や写真と一緒に小箱に入っていたりするのを見せて頂くと憧れてしまう私です。

オランダでは男性もステッチィーが多く、大賞をとったり、ステッチィーの展示会では、淡いグラデ糸を使った大作を見せて下さいます。細かいクロスステッチものは、指定色の刺繍糸が全部ついたパターンが手芸屋さんで売られています。オランダで一番人気があるのはマージョリアン・バスチオンのイラストをクロスステッチにしたものです。






下は、陶器絵付け。スウェーデンの失敗した赤(Failed Red)がとても素朴で可愛くて、いつも欲しいと思うもののひとつです。ステッチ風に描いているのが、独特の手作り生活のゆったりしたライフスタイルを連想させて好きです。クリスマスのラッピング。白のブタさんと赤いリボンに茶色の質素な紙。これも、とてもGustavian的です。