ようやくDVDで観たので今さらながら「LILIUM リリウム 少女純潔歌劇」の感想を書いてみようかと思います
はじめにお断り
チェリーがリリーを忘れてしまったのはなぜか?
ストーリーの裏を読むのがあまり得意ではないので、こんな解釈もあるのでは?とかがあったらコメントやメッセージで意見してくださるとまた違った見方ができて面白いのでぜひ下さい( ´ ▽ ` )ノ
この記事は1度観た方に読んでいただくことを想定して思いっきりネタバレ含みます
まだ観てない方は読まないでくださいね
そして、ぜひDVDで観てください
レンタルがあるのかどうか分かりませんが、買っても後悔しないものであることは保証しますよ!
ミュージカルとか舞台演劇はちょっと・・・という方も観るべきです
絶対面白いですから!!
はじめにお断り
セリフについては正確ではありません
うろおぼえのところがあったり、もう1度観て確認したものでも重要な部分だけ抜き出してる場合もあるからです
・ストーリーについて
まずなんといっても終盤のどんでん返しですよね
ラスト30分は開いた口が塞がりませんでした
前半に様々な手段で築き上げてきた世界観をあっという間にぶち壊していき、最後にはクランそのものまで崩壊させる
さらに言えば各キャラクターの内面も崩壊していったのかなと
本性をむき出しにするファルス、死への恐怖を捨てマリーゴールドに自らを殺させたスノウ、真実を知り友と共に(巻き添えに?)死を選ぶリリー・・・
ファルスが黒幕ということは終盤自ら明かすまで気づきませんでした
2度目にオーディオコメンタリーで聴いてそれまでにさりげなく示唆があったことを知りましたが、全く気付かず
TRUMPを観た方の感想で「TRUMPを観ていれば『ソフィ・アンダーソン』の名前にもっと衝撃を受けるはず」とあったので、それもまた気になるところです
・メンバーについて
リリー(鞘師里保)
あまり個性のない主人公
それでも目を引くのはりほりほの持つスター性ゆえでしょうか?
(最後以外は)強い意志を持たない優等生といった印象ですね
マリーゴールドに手を差し伸べたのも、それがリリーにとっての普通の行動であっただけで深い意味はなかったように思います(それが後に悲劇を産むわけですが)
ところでファルスによって生かされていると気づいたときに、仲間たちも道連れに死ぬという選択をしたのは果たして正しかったのか
僕はリリーが暴走して巻き添えにしてしまった感がどうしても拭えません
ファルスが少女たちを永遠に生かそうとしている(しかも本人を騙して)ことは良いことではないかもしれません
でもそれが悪いことか?と聞かれると答えは人によって違うと思うんです
例えばシルベチカはファルスから与えられた若さ・命を捨て、死を選びました
しかし竜胆と紫蘭は(どこまで自分の意思かは分かりませんが)ファルスの考えに賛同して不老不死を受け入れていたわけです
他のメンバーだって真実を知ったら竜胆たちと同じ道を選ぶ者がいるかもしれない
実際、明確に拒否の意思を見せたのはファルスに斬りかかったマリーゴールドだけでした(キャメリアはシルベチカを殺したファルスに怒っただけともとれる)
それを考えずに全員を自害させたリリーは少し早急だったかなと
ファルスへの怒りや恨みで頭がいっぱいだったのかもしれませんが
そんなリリーが1人だけ不死となっていて生き残ってしまった
仲間はみな自分が殺してしまったからファルスと同じく孤独の中で生き続けていかなければいけないというのは本当に皮肉ですね
スノウ(和田彩花)
真実を知ったあとにもう1度見返すと、スノウの一言一言がどれだけ重いことか・・・
スノウはあやちょにしかできなかった役だなと思いました
決して大きな声ではないし、(序盤は)感情がこもった演技ではないです
それでも惹きつけられるのはあやちょの持つ雰囲気や声質ゆえでしょう
「TRUE OF VAMP」では歌唱力で勝る鞘師・田村に負けませんでしたし、ソロの「幻想幻惑イノセンス」ではみごとに儚さを演出していました
スノウはリリー以外では唯一ファルスにイニシアチブを握られていないキャラクターでしたね
それゆえに様々な苦悩を抱えている様子が描かれていました
他のメンバーと関わろうとしないのは思い出を作ってもファルスによって全て消されてしまうから
さらにマリーゴールド達に襲われたときには自らが殺されるかもしれないという恐怖よりも、またみんなの記憶がリセットされてしまうという思いを抱いていたのだと末満さんは語っていました
終盤ファルスに記憶操作をされた後、チェリーがリリーに「あんた誰よ?」と言う場面があります
スノウは800年来の親友のリリーに「誰?」と聞かれて心を閉ざしてしまったのでしょう
「TRUE OF VAMP」の「命が永遠に続くというならば」「愛する人たちの命の火が ただ消えるのを待つばかりよ」というスノウパートも死だけではなく記憶を失った友人のことを語っているようにも聴こえます
「まるで何かを諦めたような女の子」になるのも仕方ないかもしれません
最終的にはマリーゴールドのイニシアチブを奪い自らを殺させますが、そこにはこれでファルスの支配から逃れられるという安らぎのようなものも感じられました
リリーにかけた「ねぇリリー、覚えてる?私たち800年前は親友だったのよ」「忘れないで。私がいたことを・・・」という最期のセリフには何度も泣きました
ファルス(工藤遥)
序盤はチャラ男、スノウの手を引き逃げる場面ではイケメンという印象を持っていましたがまさか黒幕だったとは・・・
どぅーのかすれた声が非常に良かったですね
少女たちが自害したあとに叫ぶ場面ではその声が非常にいい味を出していました
ファルスは長く生きすぎた上にイニシアチブを握ることができたために、愛することと愛されることを忘れてしまったように思いました
「君たちは操り人形じゃないんだからね」と言ってはいましたが、いざとなれば都合のいいように操れる、自分の心を癒すための道具としか捉えてなかったはずです
リリーが自害しようとしたときに「君を愛してる」と言いましたが、これは口ばかりでしょうね
最後の場面で少女たちの骸の上で慟哭するのも自らの「最高傑作」を失ったためのものでしょう
その次の「まぁいいや。時間ならそれこそ永遠にあるんだし」というセリフからも読み取れると思います
ただ、リリーのところでも触れましたが、ファルスが悪なのかというとそうは言い切れないはずですよね
孤独に耐えかねて自らと対等な存在(第2のTRUMP)を産み出そうとした気持ちも分かる気がします
このあたりはTRUMPを観たらもっと深い考察ができるかもしれませんね
ちなみに、ファルスもダンピールらしいです
マーガレットにドブネズミの匂いがすると言われて本気で怒っていたのもそれが理由でしょうか
マリーゴールド(田村芽実)
めいめいは圧倒的な演技力・歌唱力でしたね
他のメンバーも役に見事に入り込んでいましたが、めいめいからは鬼気迫るものを感じました
ソロというだけでなく、舞台上に1人しかいないという状況で歌った「もう泣かないと決めた」も圧巻でした
マリーゴールドはダンピールゆえに人間界でもヴァンプ界でも愛されたことがない
そのため初めて自分に普通に接してくれたリリーに対して狂気に近い愛を持ちます
独り占めしたいためにリリーを咬むという手段にまで出ようとします
いわゆるヤンデレに近いですね
愛されたことがないために愛し方も分からないのでしょう
厄介なのはリリーがそれに気づいていないこと
リリーとしては当然のことをしたまでなのでマリーゴールドがなぜ自分にそこまで執着するのかが理解できない
リリーに受け入れてもらえないマリーゴールドは狂気の矛先をスノウに向け、マーガレットたちを操ってまで彼女を殺そうとします
最後にはスノウのイニシアチブによって彼女を殺しますが、スノウを殺された怒りに満ちたファルスによって殺されます
その際放った「あなたも同じ」の言葉はファルスの心を抉ったはずです
「同じく孤独」という意味もあるでしょうが、「同じダンピール」という意味も(マリーゴールドは知らないが)ファルスは受け取ったはずです
それゆえさらにファルスの逆鱗に触れて殺された(しかもただ殺すのではなく灰にされて)・・・
最期に笑顔で死んでいったのが狂気の象徴のようで恐ろしかったです
シルベチカ(小田さくら)
あらすじを読んだ時点では重要人物かな?と思ったのですが、クランの真実をあばくきっかけになっただけで比較的出番は少なかったですね
しかし持ち前の歌唱力で大きなインパクトを残してくれました
普段は色気があると評される小田ちゃんですが今回はシルベチカの儚さを見事に出していましたね
シルベチカがどのような経緯で真実を知るに至ったかは分かりませんが、今回のチェリーたちのように偶然知ってしまったのでしょう
そしてファルスによって生かされていることを拒み、「私を忘れないで」と言い残してこの世を去っていった・・・
それにも関わらずほとんどの仲間(キャメリアでさえ)がファルスによってシルベチカのことを忘れさせられていたのが可哀想でなりません
ただ、ファルスはなぜあんなことになる前にイニシアチブを使い記憶の改ざんをしなかったのかが分かりません
紫蘭(福田花音)
ファルスの正体を知りながら、それを知らないかのように振る舞い、監督生として他の少女たちをまとめるという難しい立場
これは竜胆にも言えることですが、リリウムの世界観を作る非常に重要なキャストでありながら、あまり大きな見せ場も無く損をしているかなと
彼女たちの説明がなければ終盤のどんでん返しも全く効果がないので、もっと見せ場をあげてもよかったかなと思います
他の少女の前では強気に振る舞うものの、竜胆と2人のときには弱い一面も見せました
秘密を知ったチェリーたちを問答無用で撃ち殺そうとしたり、やや頑なな部分もありますね
竜胆(譜久村聖)
ファルスの正体を知って協力している監督生
紫蘭の精神的な支えになっているようです
そして美しすぎる・・・!
「はい、お姉様」って言いそうになりましたからね(意味不明)
紫蘭もそうですが、「協力」と言いつつもファルスにイニシアチブを握られている状態では本人の意思なのか分かりませんね
ひとつ分からないのはなぜファルスが紫蘭と竜胆のシルベチカの記憶を消さなかったのかということ
最後にあったようにファルスは2人の記憶を操作することもできたわけです
何か意味があったのでしょうか?
チェリー(石田亜佑美)
今回の登場人物の中で僕が1番好きだったキャラクターです
「あんたってほんっっとうにバカね!!」や「シルベチカとかいないからぁぁ!!」などややオーバーアクション気味に名ゼリフ(?)をいうところも好きでした
ややトゲトゲしい部分もありますが、根は気遣いのできる面倒見のいい性格でしょう
「石田亜佑美」の持つ面白さを活かしつつさらに進化させたキャラクターかなと思いました
残念だったのはとてもいいキャラクターだったのに、他のキャラクターの説明役や引き立て役に徹したために本人を深く掘り下げてもらえなかったことですね
マーガレットにドブネズミの匂いがすると言われたことからおそらくダンピールだと思うので(祖父が人間のクォーターという未確認情報あり)掘り下げれば面白かったはずですが
紫蘭たちに追われたときに自らが食い止めている間にローズたちを逃がすなど友人思いの部分がありました
なんだかんだ言ってもリリーの世話を焼くのもリリーと仲良くしたいという思いの現れではないでしょうか
リリーが気付く様子は全くありませんでしたが・・・
名脇役と言っていいでしょうね
ローズ(鈴木香音)
カトレア(竹内朱莉)
ナスターシャム(勝田里奈)
いわゆる3バカですね
ツッコミ役のローズ、いつも遊びを探している騒がしいカトレア、独特の雰囲気を持ったボソッとボケるナスターシャム
この3人は重いストーリーの中で息抜きできる間を作ってくれる大事な役だったと思います
しかもそれだけでなくクランの謎を解く鍵となる名簿と写真を発見するという活躍も
ただ、最初はそれほど大きな意味も持たなかったカトレアの「遊びましょ!」がファルスの正体を知り、記憶を消された後に発せられるとどれだけ痛々しく聞こえることか・・・
クランでの「日常」を象徴する言葉だっただけに、その場面で一瞬にして少女たちが全てを忘れてしまったことを強烈に印象づけます
キャメリア(中西香菜)
もう1人の男役
正直かななんに男役ができるのかな?と思っていましたが見事にハマっていましたね
小田ちゃんと2人で歌った「あなたを愛した記憶」も見事でした
序盤ではフラッと女子寮に来ているだけかと思わせておいて、後半で実はシルベチカと恋仲だったと判明
シルベチカのことをようやく思い出したのに、すぐにファルスに記憶を消されて何事もなかったかのようにチェリーに話しかけるときの切なさといったら・・・
あの場面だけはファルスが本気で憎かったです
マーガレット(佐藤優樹)
完全にまーちゃんのハマり役でしたね
「プリンセス・マーガレット」もカンペキに自分のものにしてました
周りを思いっきり振り回す感じもまーちゃんだなぁと思いました
繭期をこじらせて自分をプリンセスだと思い込んでいる少女
ドブネズミの匂いがすると言ってダンピールを見分ける直感も持ち合わせています(マリーゴールドとファルスは確定、チェリーは未確認)
しかしそれがマリーゴールドの狂気に油を注ぐ結果となり、イニシアチブを握られてしまいました
正直あまり深く掘り下げることができるキャラクターではないかと思いますが、彼女の(多少ブラックな)明るさはいいアクセントでした
しかしカトレアの言葉と同じように、中盤言葉を失っていたマーガレットが「プリンセス・マーガレット」に戻ったことは少女たちの記憶が失われたことを強く印象づけていました
ジャスミン(田辺奈菜美)
クレマチス(加賀楓)
ミモザ(佐々木莉佳子)
研修生から選抜の3人
役としてはマーガレットの取り巻きであまり目立ちはしませんでしたが、ファルスに殺されるモブなど随所で活躍していました
また、これはマーガレットにも言えますが、それまで笑顔だったのにマリーゴールドにイニシアチブを握られてからは無表情にスノウを殺そうとするのには恐怖を感じました
・演出について
舞台芸術は数回観に行ったことがある程度で詳しくないので少しだけ書きます
面白いなと思ったのは照明の使い方
回想シーンや過去の場面では違う色のライトを点けて分かりやすく区別していました(リリーとスノウが写っていた写真・500年前にリリーがファルスに抗議する場面)
・劇中歌について
もうほんといい曲ばかりで・・・!
その場面が思い浮かぶからなおさらだと思います
Forget-me-not~私を忘れないで~はオープニングから小田ちゃんの歌声で一気に世界へ引き込む名曲だなと思いました
辞書を引くとForget-me-notというのは英語でワスレナグサつまりシルベチカのことです
英語に詳しい知り合いに聞いたところ、歌や詩の中にはよく出てくる言葉だそうです
Eli. Eli. Lema Sabachthani?は1番好きな曲です
アップテンポの曲で盛り上げ、間奏でキャストを紹介するという演出
中盤のめいめい小田ちゃんの2人でのコーラスが素晴らしいですね
歌詞の北十字星と南十字星が何かを暗示しているのでしょうが、何を示しているのか僕には分かりません
ちなみに北十字星ははくちょう座、南十字星はみなみのじゅうじ座です(サザンクロスと聞いて北斗の拳を連想するのは僕だけですかね?)
幻想幻惑イノセンスは最初に聴いたときはなんのこっちゃですが、全てを知ったあとに聴くとスノウの思いが痛いほど感じられます
リリーに自分と同じ苦しみを味わわせたくないために「無垢のままでいて」と歌い上げるわけですね
「その光が偽りであろうとも」それを無垢に信じていた方が幸せであると
あやちょの声が完全にマッチしている素晴らしい楽曲でした
永遠の繭期の終わりはエンディングのような曲調だったので、そこから話が続き、リリーが不死だと判明するという最後の大どんでん返しには本当に驚きました
・分からないこと
最後の場面でファルスがリリーのイニシアチブを握って自害を止められなかったのはなぜか?
同じだけの力を持つもの同士では早いもの勝ちなのか、それともリリーの力はファルスのそれをすでに超越していたのか
*追記
リリーとスノウの記憶を消せなかったことから、自分に同化したリリーたちのイニシアチブは取れないと考えることもできます
すると今度はリリーがファルスのイニシアチブを取れたのはなぜ?ということになりますね
紫蘭がファルスの力が弱まっていると言っているのでこれが真実ならば説明はつきます
ただ、僕は紫蘭が真相を知らず、リリーの記憶を消せない→ファルスの力が弱まったと考えたのだと思います
つまり、ファルスの力は弱まってはいないのでは?
まぁキャメリアがシルベチカを完全に忘れてはいないあたり、ファルスのイニシアチブも完全ではないと考えることもできそうですが
何度か登場する「庭師」とは何者か
これについては末満さんが来年3月の続編で明らかにすると話しています
僕はファルスかな?と思ったのですが、そうすると「力尽き息絶える」というのとどうもマッチしない気がします
ファルスは「不老不死」ではなく「とてつもなく長生き」と考えることも可能ですが、それでも曲中で語られる人物とはイメージが違うかと
さらに庭師から芽生え咲いたのはリリーのことになるはずですが、これも「儚く朽ち果てる」と矛盾するような感じがします
リリウムにはファルス以外に当てはまりそうな人物もいなかったので、TRUMPを観ないと分からないかもしれませんね
ファルスがスノウを1度殺そうとしたのはなぜか?
中盤ファルスがスノウを抱きしめながらナイフを取り出し刺し殺そうとする場面がありました
その後スノウを殺したマリーゴールドには激怒してましたし、あの場面でスノウを殺す動機が僕には全く見つけられません
チェリーがリリーを忘れてしまったのはなぜか?
これはリリーがスノウを忘れたことにも言えるのですが、死んでしまったシルベチカはともかく、生きてまた接する少女たちについての記憶は消す必要がないと思います
それさえ無ければスノウはひとりぼっちにならずに済んだでしょうし、リリーもスノウという親友と支え合って生きることができたはずです
*追記
リリーはファルスのことを忘れていた→スノウのことも忘れていた→ファルスと同化したリリーも周囲から忘れられたということは、なんらかの理由でファルスのことは忘れるようになっており、それと同化してしまった少女も周囲から忘れられてしまうということでしょうか
それでもよく分かりませんが(・・;)
ファルスがスノウに言った「君たちに純潔でいてほしいんだ」という言葉の意味は?
劇中に純潔という言葉がときどき出てきますが、それが具体的にどのような状態を示すのか、なぜその状態でいるのがいいのかは説明されていません
スノウの「穢れた唇」というセリフの意味
ファルスの穢れた唇とは何を指しているのか?
他の少女たちのイニシアチブを握るために咬んだということを指しているのでしょうか?
でもリリーやスノウが(おそらく)咬んでいないであろう他の少女たちを操ることができたということは、ファルスも少女たちを咬む必要はなかったはずです
ファルスがイニシアチブを握っていることの比喩でしょうか?
*追記
もう1度観返してみると、スノウが「ファルスはここにいる全員を咬んでいるの」と言っていますね
そうすると今度はなぜスノウとリリーがイニシアチブを握れるのか?ということになります
ファルスと同化したからファルスがイニシアチブを握っている相手にはリリーたちも握れるということでしょうか
でもそれだと最後にリリーがファルスのイニシアチブを取れたことの説明がつかないような・・・
クランが創設されたのは1000年前?800年前?
まぁどうでもいいっちゃどうでもいいんですが(笑)、最初にリリーが「1000年も昔から続いた由緒正しき吸血種たちの療養所」と言っていますが、写真を観たチェリーは「800年前の写真。このクランができて間もないころの」と言っています
200年は間もないんでしょうか?
共同幻想ユートピアでファルスがスノウを振り払ったのはなぜか?
曲の中盤、盛り上がったところでファルスは一緒に踊っていたスノウを振り払い指揮を始めます
スノウは地面に崩れ落ち混乱しているようでした
その後なにごともなかったかのように再びスノウの手を取り踊るファルス・・・
あれにはどういう意図があったのでしょうか?
この直後にスノウを刺し殺そうとしたことと関係があるのでしょうか
末満さんがTwitterで言っていた「少女を殺さずに不老不死であることを確かめる方法」とは?
末満さんはさらに「ファルスがファルスであるがゆえに気づかない」「スノウとのダンスシーンがその象徴」と言っています
上に挙げたスノウを振り払う、刺し殺そうとする行為が示しているのでしょうか?
一生懸命考えたのですが、さっぱり分かりません
殺してみるしかないような・・・
Twitterでも分からないというツイートが多く見られました
何か思いついた方はぜひ教えてください!
・まとめ
とにかく面白かったなと思います
重かったですが・・・
当て書きはしていないと言っていましたが、メンバーにピッタリ合った見事な配役だったと思います(メンバーが稽古で自分のものにしたということかもしれませんね)
それぞれのキャラクターに奥があり、前日譚も非常に気になるところです
「雪月花(仮)」というリリウムの続編も制作予定のようなので楽しみです
雪月花と聞くとあやちょが浮かんでくるのは僕だけでしょうか?なんか語感があやちょを示してるような気がするんですよね(それともスノウだから?だとしたら安直すぎるぞ僕の頭)
ファルスの過去が気になるのでTRUMPもぜひ観たいなと思いました
来年3月には続編も上演されるようなのでそれまでになんとかしたいです
なんかうまく言葉が出てこなくていろいろ言い足りない部分があるので(とくにストーリーの感想がスカスカ)これからもちょこちょこ追記してくかもしれません











